22話 未来人ジョン・スミス 【本好きの成り上がり

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公開日: 2016年2月10日水曜日 TS 自作小説 本好きの成り上がり





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ダンジョン内での死闘は全て終わった。
残るのは……四人の未来人。
金髪の狐娘。黒づくめの機械人間スミス。生首のテレサさん。彼女を腕に抱える仏さん。
彼らが私を守るためにやってきた未来人なのだろう。
じゃないと、このタイミングで助けに来るはずがない。
それに未来人どもが多数介入しまくったせいで

①この場所で寄生生物達相手に、ベトナム民兵ごっこ
②混沌の神サパン戦。

先ほどの死闘の数々が、目の前にいる未来人達の世界を守るために必要な 歴 史 の 必 須  事 項 になってしまった事を意味する。
……この歴史の流れを作った最初の私。どうやって全部撃退した。
勝率ほぼ0%じゃないか。未来から思いっきり助けて貰わないといけない時点で狂ってる。
タイムパラドックス関係はややこしくて頭が痛い。
恐らくは、両陣営が介入しすぎてこうなったのだろう。

①魔族陣営「ダンジョンでカグヤを成仏させて俺らの勝利!」
②人類陣営「そうはさせない!介入!土の魔法書プレゼント!カグヤ生存!」
③魔族陣営「混沌の神サパンを誘導して、カグヤを成仏!」
④人類陣営「テレサさんを投入して魔力救出!サパンを撃退!カグヤ生存」

うわぁ……単純に考えるだけで、このダンジョン内のイベントだけで、二つほど人類が絶滅した世界が発生しているぞ。
私の人生難易度高すぎる。

「カグヤに恩を返せたよ!やったね!」

「さっさとで帰るでテレサ」

テレサと仏さんがさっさと階段を登って帰っていった。
まぁ、テレサさんは知能が低下しているから、聞いてもよく分からない答えが帰ってくる人だし。
別にこの場に居なくてもいいだろう。
でも……助けてくれてありがとう。
テレサさんが居なかったら、サパンの混沌魔法の乱射で近づけなかったはずだ。
あの絶妙なタイミングでの横やりは、さすがとしか言いようがない。
一分でもタイミングがずれたら、サパンに殺されていたと思う。

「カグヤっ!また一緒に遊ぼうね!」

はい、テレサさん。
あなたに胴体がないおかげで勝てました。
種族:生首を選択してくれてありがとうございます。
……自伝を書く機会があったら、テレサさんの慈愛の視線が勝利に貢献したとか、そんな内容にしておこう。





さぁ、残った未来人は二人。
胸がとっても大きい狐娘と、仏頂面の機械人間だ。
私が黙って二人を見ていると、金髪の狐娘が花のような笑顔で、親しく話しかけてきた。

「もっふー!
おか――」

「それはまだ禁則事項だ。十分ほど待て」

狐娘の口を、機械人間の両手で遮った。
狐耳が愛らしくピョコピョコ動いて可愛らしい。
しかも巨乳なのに、童女のような印象を受ける。
きっと、エミールが女の子だったら、こんな感じだったのだろう。
とにもかくにも、助けてもらった事実は変わらない。だから私はお礼をする事にした。

「ありがとう、未来からやってきた人達――」

「俺は通りすがりの冒険者ジョン・スミスだ。決してカグヤ帝国製の機械人間ではない。
この娘も、通りすがりの狐娘だ。
先ほどの生首とも全く面識ない。
たまたま場に居合わせて、この時代に存在しない魔法銃を乱射してカグヤを助けただけだ」

あ、うん。
そうですか。
なんだろうこれ。喋りながら全部バラしているぞ……。
つまり、お前たちは未来人なんだろう?

「それは禁則事項だ。今の君に知らせられる情報はほとんどない」

メイリンとか普通に、自分が未来人ですってばらしていたが何か?

「俺は、チャイナ服を着た猫娘とは面識はない。
彼女が商売と経済を担当していて、ビンボー村の西で、港作りを始めているとか、そんな事実も知らない。
カグヤが彼女と協力して、貿易しようが俺は構わない。
紙を売ると、木簡組合と利権争いが発生して、暗殺者ユグドラルがやって来るから注意すると良い。
木簡組合は、紙を作るのにぴったりな木材の入手ルートを持っているぞ」

……この機械人間。色々とばらしすぎだろう……。
とりあえず、話せる範囲で一通り言ってみてくれ。

「村に帰って一週間後に、村長達は製紙工場を作っているはずだ」

早っ!?

「実はあの村の地下には、人工五千人を越える地下都市があって、人類滅亡に備えているとか、俺が知るはずもない」

酷いネタバレだ……。
確かに、貧乏な村の癖に、滅茶苦茶、人口多かったしなぁ……。
村長が地下ダムとか言ってたし…… 

「カグヤが製紙工場で、紙を量産して大規模貿易を開始したら、兵士を引き連れた役人が派遣されるはずだ。
そいつは寄生生物だから気をつけろ。
役人の義理の娘の『銀眼の暗殺者アンズズ』は、説得すれば仲間になる」

うーむ、ここまでペラペラ、未来の道筋を喋っても良いのだろうか?

「カグヤに教えないと、全く違う行動をして、本来とは異なる歴史になるとか、そんな裏事情がある訳ではない。
あと、ナイルン川をせき止めて巨大ダムを作ると、大陸南部に住んでいる魔族達が二十万の常備軍で攻めてくる。
同時期に、北からは、公爵を殺した寄生生物が人間の兵士達を引き連れて、村に攻めてくる。
これに対処しないと、人類は滅亡だ」

史実の私。どうやって対処した。
北と南からのダブル大軍攻撃とか……いや、魔法やダムを建設できる工業力があるから、何とかなる?

「そして、人類国家の長のほとんどが寄生生物だ。
このまま状況を放置すると、十年以内に生存領域は惑星の1割以下になる」

未来情報があっても厳しい。
誰か助けて。
寄生生物がいるせいで、難易度が上がりまくりだぞ……

「以上のことは全て俺の妄想だ。
魔族の長が移民船団の管理ロボットとか、さっきの混沌の神が実は生きていて、撃退した魔族と融合して強くなって戻ってくるとか、そんな事はない。
……他に聞きたい事はあるか?」

えと、村の郊外で地雷を埋めているジョン・スミスはお前だよな?

「肯定だ。村の南に地雷原を作れば、魔族達は迂回を強いられる。
さらにカグヤが塹壕を作って、魔石を大量配布すれば有利に戦える。相手が近代兵器で武装した魔族軍相手でもだ」

村をカンボジアの田舎みたいにするつもりか!?
地雷があると、全てが終わった後に困るぞ!

「俺の機械頭脳は地雷を埋めた場所を全て覚えている。
撤去は簡単だ」

む、村の子供が踏んで死んだらどうするつもり……?

「死んでも気合があれば復活できる。
復活し辛い魔族や、死んだら死にっぱなしの寄生生物には大きなプレッシャーになる」

あ、うん。
地球の常識が通用しない……?

「では、さらばだ。
また、会おう。
……質問されなかったら言わなかったが、村長はタイムマシンの開発者だ。
カグヤが地球に行って前世の村長ビル・ゲイを暗殺して、エルフの体に転生させる必要があるのは秘密だ。
タイムマシンを使っている関係で、あの村はどの時間軸の未来人も狙っている」

そう言って黒づくめのスミスは階段を登って出て行った。
狐娘は桜のような満面の笑顔で

「もっふー!お母様っー!さよならですー!
全てが終わったら、一緒にモフモフしましょう!
もっふふー!」

同じく階段を登って出て行った。
…………
……
……
……
え?お母様?
そうか、あの金髪の巨乳狐娘は私の娘か。
そうか、そうか。
そうだよな。今の私は女だし。
将来的に権力者になるなら、地盤を安定させるために子供を産む必要あるよな。
いやー、あんなに可愛い娘が未来のムスメとか、私は幸運……な、なんだってぇー!?
身近な異性で、種族:狐の神。
思いつくのは一人しかいない。
あの娘は……私とエミールの子供だ。
『もっふふー』という挨拶。
きっと、エミールの口癖が移ったに違いない。




もっふぅ……。

歴史物「歴史の修正力ってなんや!」http://suliruku.blogspot.jp/2016/01/blog-post_39.html
【小説家になろう】 作者「人気テンプレを追求した方が人気が出るんだよ!」 彼の名はドラキュラ~ルーマニア戦記~http://suliruku.blogspot.jp/2016/01/blog-post_95.html




タイトル(´・ω・`)TS転生~女の子になっても男に手を出したらホモ扱い~

エミール(´・ω・`)もっふ?
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(´・ω・`)1日に1回、システムからスパムだと判断されて隔離処置されたコメントを、元の場所に戻しておるんじゃよ。

(ノ゜ω゜)(ノ゜ω゜)コメントの入力欄は小さいですが、右端の//をクリックして下に引っ張れば、かなり大きくなります。




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マザーテレサ(ノ●ω●) 人間にとってもっとも悲しむべきことは、病気でも貧乏でもない。 自分はこの世に不要な人間なのだと思い込むことだ。