5話~狐娘「ワープゲートはワシの所有物なんじゃよ!」」
8 件のコメント :
公開日: 2017年1月31日火曜日 【もふもふ・きつねっこぉ】 自作小説
(ノ゜ω゜)(ノ゜ω゜)先生ぇー!?アンタが描いた挿絵の自販機が可笑しいぞぉー!
(´・ω・`)ウドン、カレー、パン……の自販機じゃよ?
(ノ゜ω゜)(ノ゜ω゜)絵柄を見ろぉー!全部ギャグだろー!こらぁー!
(´・ω・`)キツネ娘をモフモフしたいのう……
(ノ゜ω゜)(ノ゜ω゜)現実逃避しやがった!?
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問い:この国の税制ってどうなっているの?
答え:中途半端すぎる議会制。増税するには議会とキーニャンが合意する必要あるけど、キーニャンが遊び呆けているから、すごく税金が安いまんまで無茶経営しているお
一応、元ネタは王様が失敗しまくって議会制度が発展したイギリス。適当に参考にしたお。
補足説明・ネタバレver
キーニャンは持っている火酒カード50枚を取り出して、カード化を解除。リー・ファに売って2万5000円という大金を得た。その金でアルミニウムの延べ棒を合計50kgほど購入し……ニャンタンが全部持つことになったのだ。売っているリュックサックの値段が高いから、スーパーから持ち出したプラスチック製の買い物籠に延べ棒を入れた。
さすがに50kgとなると重い。子供のように小さい獣神族のニャンタンには辛すぎる重量だ。疲労感とともに、キーニャンのカード化スキルの有り難みが理解できる。
どんなアイテムもカードにすれば、紙のように軽くなって嵩張らない。つまり、商売しやすくなって経済が活発化するのだ。
賞味期限が短い野菜の類もカードにすれば、腐る心配もない。他国の都市では野菜が高価すぎて、市民がバタバタと栄養バランス崩して死んでいる事を考えれば、食生活を豊かにし、人民の健康維持の役にも立っている。
そう思えば、この50kgの重さに耐えれる。ニャンタンはそう思えた。姉のように接して自分を育ててくれたキーニャンの事が愛しく思える――
「ニャンタンの足が遅いんじゃよ!もっと早く歩かないと駄目じゃよ!」
「こらぁー!?僕一人に全部持たせている時点で先生は鬼畜ですか!」
「ワシが持つのはお酒と決まっておるんじゃよ!」
「いつかアル中になりますよ!?」
「神様はアル中にならないんじゃよ?」
「酒に酔っている時点で、アル中になる確率は結構高いぞぉー!先生ぇー!」
「うむ、酒を飲んで人生終了とか最高じゃな?」
「酒に人生を飲まれてどうするんだ!?」
「お主、うまいこと言うのう……ああ、そうじゃ。言い忘れた事があったのう」
「どうしました?」
「ワシらの後ろを……大陸系商人の皆が付いてきているぞい。だから、後ろを振り向いちゃ駄目じゃぞ?」
「な、なんだってー!」
「しかも、先ほどの取引はのう?きっとボッタクリ価格でアルミを買わされたに違いないのう。悔しいのう」
「どうするんですかぁー!?先生ぇー!」
「ワシに秘策があるんじゃよ?黙って付いて来て欲しいんじゃ」
この調子なら……昔のキーニャンに戻ってくれるかもしれないとニャンタンは思った。現状を打開するために知恵をめぐらすのは全盛期の狐娘を思い出せる光景である。
ニャンタンは大人しく頷いて、50kgのクソ重いアルミの延べ棒を運び、信頼するキーニャンの後ろについていく。
そうやって都会の石の道を歩いていると――見えた。青い制服きた男達が、ワープゲートを撤去しようと担ぎ上げている姿が見えた――
「急ぐんじゃよぉぉぉ!わしの策が台無しじゃぁぁぁぁ!」
「うわぁぁぁぁぁ!僕の家に帰れなくなるぅぅぅぅっ!タヌウぅぅぅぅ!」
ニャンタンは容赦なく、アルミの延べ棒が入った買い物籠を捨て、武器として使うために延べ棒を1本だけ担いでキーニャンの後ろを追いかける。
「利権の匂いがスルあるっー!」「あれはきっと価値が高い代物ネー!」「アイヤー!待つアルー!」「それはアタシの捨てた扉ヨー!所有権はアタシねー!」
狐娘を追いかけてきた大陸系商人達も目を真っ赤にして走っている。リー・ファーなんか先頭を切って所有権すら主張していた。
不味い。かなり不味い。ニャンタンは焦る。ワープゲートの先は城の地下だ。この日本の警察に制圧されたら、特殊部隊がやってきて、次は巨大怪獣とバトルしている自衛隊とやらが来るかもしれない。
城の警備は一年中手薄であり、ほとんどが祭りに遊びに行っているから、すぐに動かせる戦力は少ない。
「それはワシの扉なんじゃよぉぉぉー!」
まず、キーニャンが警官に体当たりした。鍛えられない関節部分を直撃。警官達はバランスを崩して扉から手を放して道路に落とす。すぐ様、リー・ファーがやってきて扉を開けようとした。
「これでアタシは世界の王者ネー!」
その後ろをニャンタンがアルミの延べ棒で容赦なく殴った。彼女のHP(ヒっトポイント)がバリアーのように展開して、かなりダメージが軽減されたがリー・ファはバランスを崩して、近くの警官の上に倒れる。
この中で誰よりも先に、扉を開けて中へと入ったのは――キーニャンだった。
「わしは自由なんじゃよぉー!」
狐娘が扉に入ると同時に、ワープゲートは綺麗さっぱり消えていく。
この酷すぎる光景を見て、ニャンタンはある事実を思い出した。一度設置されたワープゲートは破壊できないが……享楽国側から出現座標を自由に変更できるのだ。つまり、キーニャンがワープゲートを別の場所に移動させたのである。それがどこにあるのかはニャンタンにはさっぱりわからない。
「ふざけんなぁー!先生ぇー!僕を捨てる気ですかぁー!宰相の僕を捨てたら国が崩壊しますよー!?切り捨てて良い人材じゃないでしょー!先生ぇー!僕の代わりに仕事をする覚悟があるのかぁーー!?」
ニャンタンは地球に残されてしまった。
「とりあえず何だかわからんが暴行の現行犯で逮捕するー!」
「こらぁー!人を金属の棒で殴っちゃ駄目だろー!」「これだから最近の子供はっ!」
「親はどこだ!?そんな大人は説教して修正してやるー!」
絶望したニャンタンは警官に包囲され、その場で膝を崩し倒れてしまう。猫耳が元気を失って垂れた。
……百年間、あれだけ尽くしてきたのは全て無駄だったのだ。キーニャンは信用に値しないニート狐に過ぎず、忠誠はウンコよりも価値がなかった。そう思えるくらいに、ニャンタンの心は激しく動揺し、狐娘に対する激しい怒りを感じた。次出会ったら、お尻をペンペン――
「こっちじゃ、こっちじゃ。早うせい」
キーニャンの優しい声が聞こえた。声が聞こえた方角を見ると――100mほど離れた道路のど真ん中にワープゲートがあった。車が大渋滞を起こしてプープーと音を鳴らしている。開いた扉の向こう側から、キーニャンが手招きしていた。その青い瞳はニャンタンを気遣う視線であり、人としての最低限の良識が、このニート狐に残っていた事に、ニャンタンは感動して涙が出そう――
「これで利権はアタシの物アルー!」
すかさず、リーファーが扉をくぐり、異世界へと進出する。
この大陸系商人は、地球人類史で初めて異世界へと旅たった人間となったのだ。
「こらぁー!?その扉を通って良いのは僕だけでしょー!?ふざけるなぁー!」
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(´;ω;`)ゆっくり修正完了。明日からは、吸血姫はアホかわいいを更新したいお
返信削除(ノ゜ω゜)(ノ゜ω゜)体複数あったら本気出す!?
異世界転移 銀英伝風の帝国でした しかも辺境 ドライアイスが普通に凍っているレベルの場所とか ハイネセンもびっくりの場所に転移を・・・・・・・・・・
返信削除(´;ω;`)それでも、狐娘は生きていく。
削除(ノ゜ω゜)(ノ゜ω゜)酸欠で死亡しちゃうよ!?
パルメ(´・ω・`)さんのおいなりさん凸もワープせんかな?
返信削除(ノ゜ω゜)(ノ゜ω゜)狐娘とおいなりをかけたネタだ!?
削除>アイテムもカードにすれば経済が活発化するのだ
返信削除絶対無いだろ流通経済混乱させるだけw
タダで病気なおす聖者が現実に存在して毎日1000人ばかり人治してたら製薬会社や病院経営が悪化し結果、消費者が追い詰められる、前近代なら尚更。
社会全体で安売り競争したら最後は消費者が苦しむのと似た悲劇を予想。
カード化技術が普遍的に安価で普及するのではなく極一部の独占と少数供給では・・・・ブランド化とか希少な高等技術として売り出した方が堅実と思う・・・・
(´;ω;`)安すぎる商品で、周りの国々を滅ぼす戦略の国なのだ。by享楽国
削除(ノ゜ω゜)(ノ゜ω゜)腹黒だぁー!?
(´;ω;`)挿絵も描いたし……そろそろ続きを書こうかのう……
返信削除(ノ゜ω゜)(ノ゜ω゜)停滞しまくりだよー!先生ぇー!