042「妖精さん VS 人間3000匹」 【ネット通販は異世界最強なんだよ!(勘違い)】

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公開日: 2016年7月1日金曜日 ネット通販は異世界最強なんだよ!(勘違い) 自作小説



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シルバーは、人間の村を空中から見下ろした。
弓矢が届かない位置に滞空し、村中にいる人間(ハムスターマン)を見つめる。
動物の皮を使った衣服を着ていて弓矢で武装している。、矢をいくつもショタ妖精めがけて放ってくるが、やはり届かない。
ここで、一番の問題なのは――

『人間(ハムスターマン)の数が、明らかに3000を通り越している件』
『妖精さんと戦争するために、かなり前から、援軍を募っていたんじゃね?』

ハムスターマンの数が、明らかに多すぎた。
後に、消し飛んだ死体を骸骨戦士に数えさせたが、この場には1万匹を越すハムスターマンが勢ぞろいしている。
しかし、物量はあっても、装備を揃える事に失敗しているから、空を飛ぶ妖精に対して無力なように見えた。
シルバーはネット通販から、細長い拡声器を購入、降伏勧告を行う。

「おーい!俺はシルバーだ!
お前らぁー!レンタルした道具を借りたままパクるのはやめろぉー!
今なら、利用料金を1年間、倍にする程度の罪で済むぞー!
金がないなら借金すれば良い!俺が貸してやるぞー!利子は高いけどなー!」

『借金地獄に陥るけどな!』『俺は闇金で異世界無双する!』

返ってきた返答は――罵声。

「はぁぁぁぁぁぁぁ!?!!
亜人のクソチビの分際で、生意気なのぜぇぇぇぇ!!!
栄光ある人間様に向かって命令するんじゃないのぜ!
俺達のご先祖様のおかげでっ!お前らは生きている事を許されているのぜぇぇぇぇ!!
それを理解しているのぜぇぇぇぇぇぇ!?」

叫んだのは、身なりの良いハムスターマンだ。
立派な紅い鎧を着ていて、一人だけ目立つ格好をしている。顔がデップリ太っていてうざったい。
さすがのシルバーでも、以前、出会った事を覚えていた。備中鍬の宣伝の時に、一度だけ会話した事がある。

「確か……この村の指導者だったけ?
えと、名前は?」

『ちょwwおまwwww忘れるなよwwww』
『なんて失礼すぎるww交渉wwww』

「ドン・アドルフなのぜ!
下等な亜人は、こんな事も分からないのぜ?
以前、自己紹介したはずなのぜ!
無駄に長生きしすぎて、頭が、脳みそがないクラゲみたいになっているのぜ?ゲラゲラゲラ!
もう、早く死んだ方がいいのぜ!」

「じゃ、ドンなんとか。
さっさと備中鍬のレンタル代金払えー。
払わないと、村を粉々に吹き飛ばすぞー!
あとで後悔しても知らんぞー!交渉を拒絶してからが本当の地獄だぁー!」

『とんでもない説得力』
『妖精さん、躊躇なく爆弾投げるもんな……』

シルバーの警告に、ドンはますます顔を真っ赤にして怒り、罵声を浴びせてきた。

「無視するんじゃないのぜぇぇぇ!!!
空を飛べるからって、調子に乗るのもいい加減にするのぜぇぇぇぇ!!
亜人は、俺達、人間のために存在するっ!下等生物なのぜ!
さっさと自害するのぜ!これは人間様の命令なのぜ!
村の周りに布設した、怖い物体を除去するのぜぇぇぇぇ!!」

「返さないと、村を爆破するぞー!
子供達が不幸になってもいいのかー!」

「元はといえばっ!お前のせいで、俺らの生活が破綻したのぜぇぇぇぇ!!!」

「はっ?」 シルバーは呆けた声をあげた。

「お前らの村がっ!
安い鉄を使って!
鍬を量産したせいでっ!鉄の相場が崩壊して俺らが生活できなくなったのぜ!
だから、これくらいの事はやっても良いのぜ!
それが分かったら!自害するのぜ!これは命令なのぜ!」

『なぜ、鉄の相場が下がるwwwww』
『たった10トンで相場が崩壊だとっ……!?』
『妖精さん……明らかにこれ、口からデマカセだぞ……。
いくらなんでも、たった10トンの鉄で相場が崩壊するのはありえない事だ……』

現代子なシルバーにも、ドンの発言は明らかな嘘のように思えた。
地球の17世紀初頭の戦争だって、一回の戦いで65トンくらい金属資源を砲弾に変えて、撃ちまくっているのだ。
たかだが10トンくらいで、相場が崩壊するはずがない。

(どうするかな……?
穏便に話を終わらせる方法が思いつかないし、ドンの発言を肯定して、仕事を紹介すればいいか……?)

ショタ妖精の心は決まった。
さすがに豚人間以外も殺しまくったら、ガチの恐怖政治になりそうだから、それを避けたかった。
一応、ネットの皆からの寄付で、異世界生活が成り立っているだけに、理不尽な虐殺は許されない。
シルバーは地上にいるドンめがけて、交渉を再開する。

「だったら、俺の所で雇用してやるよ!
それなら問題ないだろ!賃金は応相談な!」

「はぁぁぁぁぁぁ!?
亜人の分際で、俺らを雇用する!?
何様のつもりなのぜぇぇぇぇ!!
下賤な下等生物の分際で、言いたい放題言うんじゃないのぜぇぇぇぇ!!
お前らの薄汚い邪悪な先祖を殺さなかった、礼を忘れたのぜぇぇぇぇぇ!?」

「いや、どうせ嘘だろうけど、俺のせいで……お前らは生活できないんだろう?
なら、俺の所に就職すれば無問題だろ?
戦うより、そっちの方がお互いに得だと思うんだが?血を見たら、もう後戻りできないし……」

『妖精さん、ご先祖様を馬鹿にされてもスルーしているわ』
『そういえば、妖精さんの両親も妖精なん?』
『きっと、美少女、美少年カップルだお』

しかし、シルバーの穏便に終わらせようとする努力は実らない。
ハムスターマンは、過剰すぎる兵力を持っているし、最初から有利な条件を勝ち取れるまで、戦争する気満々だ。

「こっちは1万人もいるのぜっ!
お前らの集落よりも物量が遥かに上っ!なのぜっ!
正面から戦えば、俺達が圧勝するのぜ!
むしろ、製鉄技術を寄越すのはっ!お前らの方なのぜぇぇぇ!!
理解したら、さっさとドワーフどもを寄越すのぜ!
以前みたいにっ!ミカドワを徹底的に扱き使ってやるのぜ!今度は逃げられないように足を切断してやるのぜ!
再生した傍から、切断しまくって後悔させてやるのぜぇぇぇ!!」

「うわぁ……猟奇趣味?
ダイナマイトを使いたくなってきた」

『跳躍地雷に包囲されて、骸骨軍団に二重包囲されて詰んでいる状況で、このセリフ』
『話すだけ無駄と思うのは何故だろうか……?交渉は難しいな』

この瞬間、ドンの言葉のせいで、シルバーの脳裏に、ミカドワの傷だらけの小さな背中が思い浮かんだ。

~~~~
「アタイは、あいつらに許せないくらい深い恨みがあるんだ。
これ以上は……話したくないね。人間どもの話をするだけでイラつくよ。
あと、そこのお前達!
さっきから覗いているのは知っているんだよ!」
~~~~

真っ赤なポニーテールが似合う、彼女の辛い過去を知れるチャンスだと理解して――

「……ミカドワって誰だっけ? 」 ショタ妖精はカマかけを行った。

『妖精さん!?合法ロリの裸を覗いたのに忘れたの!?』
『若いのに認知症か!?』

ドンは大笑いしながら、シルバーの期待に応える。

「ミカドワはっ!この村の奴隷だったのぜ!毎日たくさん躾をしてやったのぜ!
ミカドワの恋人の手足を引き裂いて、川に捨てて、二度と逆らえないように躾ってやったのに……許せない事にっ!反乱をっ!起こしてっ!他のドワーフ達と一緒に逃げてしまったのぜ!
俺様は亜人どもに賠償と奴隷を要求するのぜぇぇぇ!!」

『ロリドワーフを虐めただとっ……!』
『妖精さん、スケさん、カクさん、この鼠を殺っちゃいなさい!』
『ミカドワたんが恨んでいるのは、恋人を殺されたからだお?』

ネットの皆と同じ事を、シルバーは思った。
ハムスターマンの非道に嫌悪感を感じて、ダイナマイトで吹き飛ばしてやりたくなる。
だが、ここで激怒して大量虐殺をやるのは、君主としてはダメだろうと自制し、対話を健気に再開するのだった。

「奴隷制度か……俺の所も、生活に困った連中を保護するために、奴隷制度やっているけどさ。
無意味に虐めるのは、嫁が禁止しているんだ(体の傷はすぐ治るが、心に深い傷を負ったら、労働効率が悪くなって不経済的な意味で)」

「とんだ甘ちゃんなのぜ!
奴隷は、毎日、殴ったり、指を切断したり、剣で刺さないと分からないのぜ!
これだから、亜人は格下すぎる生き物なのぜ!
人間様を尊敬して見習うと良いのぜ!ゲラゲラゲラッ!」

「……なぁ、ドン。
お前じゃ話にならない。
以前、出会った時にいた穏健な奴らを出してくれないか?
確か名前はアリ――」

「あいつらは、お前が帰った後にっ!拷問してっ!今じゃ肥溜めの中にいるのぜぇぇ!!
亜人に優しくしようとするゴミはっ!ゴミらしく扱ってやったのぜぇぇぇ!!
最後のセリフは、〈生きていてすいません〉だったのぜ!」

ひどい落胆を、シルバーは感じた。
もう、おしまいだ。交渉を進展させる方法が全く見当たらない。
ここで引き下がったら、プラチナが怒るし、せっかく作った国の支配力がゼロになって、全部がパァーだ。

「……こいつと会話していると、うん。
紛争地帯で和平を模索している連中みたいな感じに、俺、苦労している気がする……。
現実で紛争解決ってどうすればいいんだっけ?」

『圧倒的な武力で叩き潰す』
『利権を与えて武装解除がテンプレだお』

「はぁ、どうすればいいのやら」

ショタ妖精は、途方に暮れた。
仮に、口先だけの交渉が終わっても全く安心できない。ハムスターマンなら、亜人とした約束はすぐに破りそうだ
交渉は、お互いに最低限の信頼関係があってこそ成り立つ。

『ハムスターが大きくなった結果』
『ただのブザイクな動物だった件』


拡声器メガホン(200円

なお、ラッパの形の道具だったら、音を拡声する効果があるから、電気なくても音は大きくできる。


消費総額151万 100円☛ 151万300円




(´・ω・`)主人公が今まで購入したアイテムは、こっちに全部纏めた。
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http://suliruku.blogspot.jp/2016/06/blog-post_9.html
【内政チート】「厄介な地形に、伏兵を置いて軍事チートする!」https://suliruku.blogspot.jp/2016/06/blog-post_33.html

9 件のコメント :

  1. (´・ω・`)らんらん♫

    ゆっくりまりさ(´・ω・`)まりさと、おなじ、くちょうなのぜ?

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  2. なんか特定人種が新世界に残ったらこうなるだろうって臭いがするw

    返信削除
  3. なろうの『町を作る能力!?』の魚族を思い出した。
    あの反乱がめちゃくちゃ盛り上がって、日間ランキング再浮上して、更新すると一日に100件以上感想がついたのは、みんな例の『あの民族』と重ね合わせて見てたからだよね。
    『早くこいつらを殺せ』っていう感想だらけだった。
    結局ほとんど死なずに反乱が終わって感想欄がちょっと荒れた。
    パルメさんはこいつらちゃんと殺すよね?信じていいよね?
    そういえば『町を作る能力!?』書籍化するそうですね。

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    1. ´・ω・`)ア、アドルフ・ヒトラー展開するから、ワンチャンス……

      ヒトラー´・ω・`)諸悪の権化すぎる、絶滅させなきゃ……!

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  4. 某感想版に居る奴ら半島人のこと知らなすぎだろw
    奴らは一度、自分より強い相手だと理解すれば相手が強いかぎり率先して媚へつらう輩、まかり間違ってもプライドの為に集団死する連中ではない、歴史的にも亡き宗主国殉じたことが一度も無い、そもそも死んだ君主に操を立てるとか馬鹿にされる文化圏だったりする、悪い意味で犬の如き奴ら。

    戦前は忠義者も少しはいたし日本人以上にやる気の有る人物もいた、今の大統領の親も中将まで昇りつめてたし。
    ・・・・衆愚政治、反日のしすぎで頭が特に悪く成りすぎたのは最近の事だ。

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    1. 普通はそのはずなんだがな
      それがそうじゃないのが半島クオリティw
      中将まで上り詰めた奴の自伝みたいなのみた事あるが
      全く今と変わらんぞ?w
      あれはもう遺伝とか伝統とかそういう変わりようもない類のものだ
      昔も開明派とかいたが愚民出ないから粛清されて
      それにより諭吉先生は脱亜論書くにいたったしな
      もうあれは隔離以外処置のしようが無い

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    2. >相手が強いかぎり率先して媚へつらう輩
      正確には、相手が強いと思ってる(誤認してる)限り
      結構この誤認が多くて痛い目を見ている
      元に味方てして明を攻撃しようとして、
      王と主席宰相が抹殺されて王朝交代
      今度は明に味方しようとして清と戦争、当然ボロ負け。
      更に清を味方に日本と対抗しようとして……

      削除
    3. >更に清を味方に日本と対抗しようとして……

      (´・ω・`)さらに独立させて貰えたのに、ロシアをひきこもうとして……

      削除

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マザーテレサ(ノ●ω●) 人間にとってもっとも悲しむべきことは、病気でも貧乏でもない。 自分はこの世に不要な人間なのだと思い込むことだ。