21話「聖拳伝説」 【本好きの成り上がり（TS
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公開日： 2016年2月5日金曜日 自作小説 本好きの成り上がり
| ゆっくり次に進むよ！ |
近づこうにも、サパンに気付かれた時点で私の人生ゲームオーバー。ペットにされて、やり直しボタンなし。
必然的に、相手に気づかれずに近づき、一撃で殺す事が強いられる。
サブマシンガンの銃声と、聖属性の白い光のおかげで大丈夫そうに思えるが不安だ……いや、選べる選択肢と残り時間は少ない。
アイテムボックスに大量の銃弾をストックしてようが、いずれ弾は尽きる。
その前に決断しないと勝利はやってこない。
「土堀術（ドリル・アース）！」
私は躊躇なく、地面にトンネルを作って潜行した。
千里眼の水晶で、サパンと私の位置を把握しつつ、地下を進む。
気分は硫黄島で、アメリカ軍相手に激戦やる旧日本軍さん。
このまま行けば奇襲攻撃に成功しそうだったが――
「どこにいるんだい！？」
スミスのサブマシンガン用の銃弾が完全に尽きたらしく、彼はその場に銃を放り捨てて、今度は二丁拳銃を取り出し
「ターゲットを妨害する」
サパンの頭に次々と拳銃弾を着弾させた。
だが、サブマシンガンと違って連射力が足りない。聖属性の光で視界が覆われてもサパンには余裕がある。
だって決闘中は謎の原理が働いて、部外者からの攻撃はノーダメージ。
銃弾の量が減って、視界が僅かに見える分、私が圧倒的に不利だ。
……うーむ、このままトンネルを作って接近したら、音で位置がばれる。
出来れば、もっと音をごまかせる何かが欲しい。
「もっふー！」
可愛い声とともに、場に新たな乱入者が来た。金髪の巨乳の狐娘さんだ。巫女服を着ている。
道端で出会ったら、一生忘れなさそうな愛らしい外見。もっふーという口癖がチャーミング。
きっと、村長殿の家に、混沌属性の魔法書をプレゼントした謎の狐娘に違いない。
狐娘はメルカッツが死んだ時に落とした重機関銃を、恐ろしい筋力で持ち上げて、サパン目掛けて
タタタタタタタタタタタタタタタタタタターン！
耳が痛くなるくらいに、大量の弾丸を射出。
サパンの視界と耳。両方を徹底的に妨害してくれた。
重機関銃は普通は場に固定して使う大威力の武器。狐娘の細腕はゴリラすら超越した圧倒的な筋力を持っているらしい。
「もぉやだぁぁぁぁぁぁ！
決闘中でアンタ達にもダメージが入らないからっって！うざったいわねぇぇぇぇ！！！
カグヤはどこなのっ！？
出てきなさいぃぃぃ！！可愛い椅子にしてあげるからあぁぁぁ！！
毎日、座ってあげるぅぅぅぅっ！！！」
あとの問題は……サパンが混沌属性魔法を乱射している事。
レベルは十に低下している癖に、さっきからずっと目標を指定せずに撒き散らしている。
近づいたら、一気に私のHPはゼロだ。
何とかサパンの真下には行けた。だが、これ以上は近づけない。
どぅしよう。まだ、勝機が見えないよ、エミール……。
「カグヤはやらせないよっ！（ｷﾘｯ」
あ、仏さんに抱え込まれたテレサさんがやってきた。自信満々の笑顔でサパンを睨んでいる。
こ、これぇはっ！？種族：生首の唯一のメリット！
『魔力の眼差し】
テレサさんの青い瞳がサパンから魔力を強制的に吸い上げる。
魔法使い殺しの目だ。
「な、なんなのぉぉぉぉぉ？！！
決闘中は部外者に攻撃されても平気なはずなのにぃぃぃぃ！！！！！」
この攻撃は防げないんだ。サパン。
エロイナ・オンラインは、自由度ありすぎるせいでバグだらけ。
どんなゴミ防具でも、最終的に重くしまくれば最強の防御力を誇る防具になるし。
金持ち相手に売春すれば、相手の持っている金をごっそり貰えるから、売春が推奨される金儲け方法だし。
牧場で人間を繁殖させて、高く買ってくれる吟遊詩人に売りつければ、簡単にレア・アイテムと交換できる音楽チケットが手に入る。
ペットは、他者から金を奪うタイプのゲスが、一番手軽に育てられて便利。
そんで、魔力の眼差しは決闘時でも効力が発揮するバグだらけのスキルなのだ。
「やめなさいぃぃぃっ！魔力を吸うなぁぁぁぁ！！
決闘が終わったあとに、便器カバーにするわよぉぉぉ！！生首風情がぁぁぁぁ！！
あぁぁぁぁぁんっ！」
MPを限界まで奪われたサパンは、肉体が強制的に魔力に変換されて大暴走して大ダメージを受けている。
でも、私の攻撃で倒さないとサパンは私のペットにならない。
テレサさんが倒したら、決闘状態が解除されて、この場にいる全員が皆殺しにされる！
今が勝利を掴み取るチャンスっ！
「土堀術（ドリル・アース）！」
サパンの真後ろに穴を開け、私は勢いよく飛び出た。
すぐに彼女の身体を右手で殴りつけ、魔力を込めて放つっ！
新魔法っ！
「聖拳（エターナル・ナックル！）」
射程距離を完全に犠牲した魔法だからっ！十倍の聖属性ダメージ！
更に、混沌の神の弱点毒性だから ×十倍ダメージ！
これでお前の人生はおしまいだぁー！
「馬鹿ねぇっ！聖属性対策はしてあるわよぉ！」
……！？あばばばばばばばっ！」
しかも、先ほどまでこの空間で聖属性の弾丸が数万発単位で炸裂したから、その効果で更に百倍ダメージ！
合計１万倍ダメージだぁっー！貴様が聖属性対策しても完全に殺し尽くせる！
「いやぁぁぁぁぁぁぁ！！！
ありえないぃぃぃっ！！！
こんな格下に敗北するなんてぇぇぇぇぇ！！！！！
あばぶっ！」
サパンの気持ち悪い体は綺麗さっぱり消し飛んで消えた。
よし、やったぞ。
混沌の神をペットに出来た。最強戦力を仲間にできるなんて私の人生は安泰だなぁ――
～～～～～～～～
聖属性ダメージが凄すぎて、サパンは成仏してしまった。
～～～～～～～～
……グスンッ。
負けたら玩具にされるとか、虫にレイプされるとか、そんな酷い戦いを何度も切り抜けたのに、酷すぎる……。
もう少し根性出せ。混沌の神。
戦っても得るものがないなんて、役立たずすぎる。
もっふぅ……。
必然的に、相手に気づかれずに近づき、一撃で殺す事が強いられる。
サブマシンガンの銃声と、聖属性の白い光のおかげで大丈夫そうに思えるが不安だ……いや、選べる選択肢と残り時間は少ない。
アイテムボックスに大量の銃弾をストックしてようが、いずれ弾は尽きる。
その前に決断しないと勝利はやってこない。
「土堀術（ドリル・アース）！」
私は躊躇なく、地面にトンネルを作って潜行した。
千里眼の水晶で、サパンと私の位置を把握しつつ、地下を進む。
気分は硫黄島で、アメリカ軍相手に激戦やる旧日本軍さん。
このまま行けば奇襲攻撃に成功しそうだったが――
「どこにいるんだい！？」
スミスのサブマシンガン用の銃弾が完全に尽きたらしく、彼はその場に銃を放り捨てて、今度は二丁拳銃を取り出し
「ターゲットを妨害する」
サパンの頭に次々と拳銃弾を着弾させた。
だが、サブマシンガンと違って連射力が足りない。聖属性の光で視界が覆われてもサパンには余裕がある。
だって決闘中は謎の原理が働いて、部外者からの攻撃はノーダメージ。
銃弾の量が減って、視界が僅かに見える分、私が圧倒的に不利だ。
……うーむ、このままトンネルを作って接近したら、音で位置がばれる。
出来れば、もっと音をごまかせる何かが欲しい。
「もっふー！」
可愛い声とともに、場に新たな乱入者が来た。金髪の巨乳の狐娘さんだ。巫女服を着ている。
道端で出会ったら、一生忘れなさそうな愛らしい外見。もっふーという口癖がチャーミング。
きっと、村長殿の家に、混沌属性の魔法書をプレゼントした謎の狐娘に違いない。
狐娘はメルカッツが死んだ時に落とした重機関銃を、恐ろしい筋力で持ち上げて、サパン目掛けて
タタタタタタタタタタタタタタタタタタターン！
耳が痛くなるくらいに、大量の弾丸を射出。
サパンの視界と耳。両方を徹底的に妨害してくれた。
重機関銃は普通は場に固定して使う大威力の武器。狐娘の細腕はゴリラすら超越した圧倒的な筋力を持っているらしい。
「もぉやだぁぁぁぁぁぁ！
決闘中でアンタ達にもダメージが入らないからっって！うざったいわねぇぇぇぇ！！！
カグヤはどこなのっ！？
出てきなさいぃぃぃ！！可愛い椅子にしてあげるからあぁぁぁ！！
毎日、座ってあげるぅぅぅぅっ！！！」
あとの問題は……サパンが混沌属性魔法を乱射している事。
レベルは十に低下している癖に、さっきからずっと目標を指定せずに撒き散らしている。
近づいたら、一気に私のHPはゼロだ。
何とかサパンの真下には行けた。だが、これ以上は近づけない。
どぅしよう。まだ、勝機が見えないよ、エミール……。
「カグヤはやらせないよっ！（ｷﾘｯ」
あ、仏さんに抱え込まれたテレサさんがやってきた。自信満々の笑顔でサパンを睨んでいる。
こ、これぇはっ！？種族：生首の唯一のメリット！
『魔力の眼差し】
テレサさんの青い瞳がサパンから魔力を強制的に吸い上げる。
魔法使い殺しの目だ。
「な、なんなのぉぉぉぉぉ？！！
決闘中は部外者に攻撃されても平気なはずなのにぃぃぃぃ！！！！！」
この攻撃は防げないんだ。サパン。
エロイナ・オンラインは、自由度ありすぎるせいでバグだらけ。
どんなゴミ防具でも、最終的に重くしまくれば最強の防御力を誇る防具になるし。
金持ち相手に売春すれば、相手の持っている金をごっそり貰えるから、売春が推奨される金儲け方法だし。
牧場で人間を繁殖させて、高く買ってくれる吟遊詩人に売りつければ、簡単にレア・アイテムと交換できる音楽チケットが手に入る。
ペットは、他者から金を奪うタイプのゲスが、一番手軽に育てられて便利。
そんで、魔力の眼差しは決闘時でも効力が発揮するバグだらけのスキルなのだ。
「やめなさいぃぃぃっ！魔力を吸うなぁぁぁぁ！！
決闘が終わったあとに、便器カバーにするわよぉぉぉ！！生首風情がぁぁぁぁ！！
あぁぁぁぁぁんっ！」
MPを限界まで奪われたサパンは、肉体が強制的に魔力に変換されて大暴走して大ダメージを受けている。
でも、私の攻撃で倒さないとサパンは私のペットにならない。
テレサさんが倒したら、決闘状態が解除されて、この場にいる全員が皆殺しにされる！
今が勝利を掴み取るチャンスっ！
「土堀術（ドリル・アース）！」
サパンの真後ろに穴を開け、私は勢いよく飛び出た。
すぐに彼女の身体を右手で殴りつけ、魔力を込めて放つっ！
新魔法っ！
「聖拳（エターナル・ナックル！）」
射程距離を完全に犠牲した魔法だからっ！十倍の聖属性ダメージ！
更に、混沌の神の弱点毒性だから ×十倍ダメージ！
これでお前の人生はおしまいだぁー！
「馬鹿ねぇっ！聖属性対策はしてあるわよぉ！」
……！？あばばばばばばばっ！」
しかも、先ほどまでこの空間で聖属性の弾丸が数万発単位で炸裂したから、その効果で更に百倍ダメージ！
合計１万倍ダメージだぁっー！貴様が聖属性対策しても完全に殺し尽くせる！
「いやぁぁぁぁぁぁぁ！！！
ありえないぃぃぃっ！！！
こんな格下に敗北するなんてぇぇぇぇぇ！！！！！
あばぶっ！」
サパンの気持ち悪い体は綺麗さっぱり消し飛んで消えた。
よし、やったぞ。
混沌の神をペットに出来た。最強戦力を仲間にできるなんて私の人生は安泰だなぁ――
～～～～～～～～
聖属性ダメージが凄すぎて、サパンは成仏してしまった。
～～～～～～～～
……グスンッ。
負けたら玩具にされるとか、虫にレイプされるとか、そんな酷い戦いを何度も切り抜けたのに、酷すぎる……。
もう少し根性出せ。混沌の神。
戦っても得るものがないなんて、役立たずすぎる。
もっふぅ……。
今回のコメントまとめ
http://suliruku.futene.net/Z_saku_Syousetu/Tyouhen/Honzuki_no_naiseiti-to/c21.html
【小説家になろう】読者「歴史モノで盛り上がるのって、敗者陣営で頑張る事だよな！」
http://suliruku.blogspot.jp/2016/01/blog-post_11.html
【小説家になろう】読者「主人公がとんでもない理不尽な境遇からスタートして、成り上がる展開が好き」 例：落第騎士の英雄譚
http://suliruku.blogspot.jp/2016/01/blog-post_10.html
サパン「最初のプロットだと、ここで逃げて、２章の黒幕と融合。三章で再戦する予定だった」
カグヤ「寄生生物と融合してどうする。
死んだらそのまま人生終了だぞ！？」
カグヤ「寄生生物と融合してどうする。
死んだらそのまま人生終了だぞ！？」
| ゆっくり次に進むよ！ |
投稿
（´・ω・｀)三度目の修正おしまい。
返信削除あと2話で終わりどん
パルメの性剣伝説 ざ・れじぇんど・おぶ・ゆんやー
返信削除（´・ω・｀)レジェンド オブ マナの世界にいきたいお・・・・
削除