【小説家になろう】 内政物のテンプレ「米は麦よりも収穫量多いから最強すぎるw

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公開日: 2016年1月26日火曜日 ネット小説 小説家になろう 統治・内政物のテンプレ






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内政物のテンプレ「米は麦よりも収穫量多いから最強すぎるw 2016
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内政チート


テンプレオリ主「小麦ってあれやろ?第二次世界大戦後の栽培革命起きるまで、収穫量少なかったやろ?
なら小麦の代わりに米でええやんwwwww
収穫量アップして内政チート!」




ユリアン 
(´・ω・`)提督、コメント欄が熱いです

          
 
ヤン (´・ω・`)食べ物の問題に熱くなれる。それが日本人なんだっ・・・!


パルメ・アントワネット
(´・ω・`)パンがないなら、コメを食べればいいじゃない


よく米は麦の数十倍とれるから米作れなんて安直な作品があるが、じゃあ、なんで昔の農民は雑穀麦飯食ってのかって聞いたら何て返すかね。米も重要な作物ではあったろうが、中世以前の日本の人口を支えたのは麦、粟、稗の方だろうに。というか、現代世界でも日本の面積あたりの米収穫量より多くの小麦が取れる国なんていくらでもあるし。



  1. 麦はとにかく稲と比べたら雑穀の方が効率いいのもあるからな。
    後、麦の場合は稲ほど水使わなくて済むというのがね・・・
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  2. 蕎麦を植えて、荒野一面蕎麦畑にしよう!
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  3. よく、蕎麦は日本文化みたいに勘違いしている人がいるけど、実際の中世欧州でも救荒作物として蕎麦は植えられていて、当時の庶民が主に食べていたんやで(中東から伝来した)
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  4. なんで昔の農民は雑穀麦飯を食ってたかって?
    それは、経済が米を中心に回っているからだよ。
    半分はお殿様に持っていかれて、残りの半分は少量残してうっぱらって物を買う。
    それで自分達は普段は別に栽培した麦やら雑穀を食べるわけだ。
    米をうっぱらってわざわざ雑穀を買っていた例もあるそうだよ。
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  5. その米は何処で消費されるんだ? 武士からも農民からも売り払われて。
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  6. 当時の日本の人口は約2~3千万人、日本全体の石高は3千万石です。
    つまり当時3千万人分の米が生産されていたワケ。

    米とは食料品です。食べない限り、消滅はしない。
    武士階級や商人、職人が人口の10%に当たると言われていますから、
    約200万人いたことになります。
    だが生産されている米は3000万人分あるのです、どうやって消費すればいいのでしょう?

    当時日本は鎖国していました、つまり海外に輸出して外貨を稼ぐという方法は使えない。
    国内で消費するという方法しか使えないのです。

    つまり百姓が米を食べられず武士や町人しか米を食べていなかったのだとすれば、
    彼等は15人分のご飯を毎日毎日腹がはち切れるほどに食べていた事になります。
    しかも一年ごとに新たに一人につき15人分の米が生産されてくる、
    ちょっとでも体調を壊して食欲がなかったりしたら大変です、ドンドン米がたまっていき武家屋敷の中は米に埋没してしまうでしょう。

    もちろんそんなバカのことはあり得ません。
    ということは、残り14人分の米を誰かが消費していたのです。
    つまり武士達の10倍の人口を持つ農民達が食べていたと考えるしかないのですよ。

    もちろん、新米を食べられていたのかは疑問です。
    備蓄されてあげくに捨てるしか無くなった古々米あたりを労働の対価で下げ渡されていたのかも知れません。
    でも捨てていたわけではない以上、最終的には農民のクチに入っていたはずだと考えるしかないのです。
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  7. いや、平安とか鎌倉時代の書とか見ると文字とか書ける程度の階層の人間でも米は滅多に食べられなかったのは間違いないし、研究者の間でも百姓が米を食べられたのは早くとも江戸時代だよ。なお、江戸以外は百姓が半分米入り雑穀ご飯という説と明治以降までは食べられなかったという説を唱える学者が半々ぐらい。
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  8. 平安(794年)と鎌倉(1185年)と江戸(1603年)だとそれぞれ時代が飛びすぎなので同列に語れんだろ。
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  9. 室町時代は大半が戦乱期(南北朝+戦国時代で安定期はわずか)だぞ。というか戦国時代あたりだと米どころか飢餓が蔓延しとる。
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  10. 戦乱期は専業軍人みたいなのが存在しないから農民を徴兵しているんで米作りとかできんからな、それなのに普通に年貢で米を納めなきゃイカんから食べる分の米をとられて餓死する農民が多くなるのはしゃあない。
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  11. 一つだけ米の行方に心当たりがある。
    それは……酒だ。
    酒専用の米もあったが、食べる用の米も使っていた。
    もちろん、これだけで説明がつくとは思っていない。
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  12. 古くなった、水害で一緒に流された、火事で燃えた等々で毎年どのぐらいなくなっていたんだろうな。
    確かに米が足りないとばかり思っていたが、そうなるとどこに消えてたんだろう。
    不思議。
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  13. 最近の研究では、江戸中期ごろ、日本で消費される穀物のうち米の割合は53%程度だったことが分かっています。

    このころのお米は税金です。武士は税金としてお米を徴収し、
    一部を食べ、残りを売って現金を得ていました。
    売られたお米はどこに行ったか?
    都市生活者や農民が買って食べていたことになります。

    百姓は年貢で米をとられて、あわやひえしか食べられなかったっていうけれども
    これは明治維新以降、江戸時代の幕府の政策がいかに悪かったか、
    それを強調するために明治政府が広めた話。
    だが実は理屈で考えるとそういうことはあり得ません。

    米とは亜熱帯植物です。
    つまり品種改良して強靱にはなっていますが、
    元々は温帯の気候は米の生産には向いていないのです。
    だからこそ気候がちょっとでも寒冷化してしまうとたちまち冷害が起きる。

    寛永の大飢饉(全国的な異常気象(大雨、洪水、旱魃、霜、虫害))
    享保の大飢饉(冷夏と虫害)
    天明の大飢饉(浅間山、アイスランドのラキ火山等の噴火とエルニーニョ現象による冷害)
    天保の大飢饉(大雨、洪水と、それに伴う冷夏(稲刈りの時期に雪が降ったという記録がある)

    江戸時代は全期を通じて寒冷な時代で、凶作や飢饉が絶えなかった。

    何故こんな事が起きたのか?
    それは江戸幕府が米本位制をとり税を米だけで統一して米以外の生産物を冷遇したからです。

    だがちょっとおかしいと思いませんか?
    大飢饉で飢えに苦しんでるのは農民です。
    でも農民が元々あわやひえしか食べられなかったのだとしたら、
    なぜ米の不作が彼等の食生活に関係してくるのでしょう?

    あわやひえは同じイネ科の植物とはいえ縄文時代から日本に土着していた、
    寒さに非常に強い植物です。
    蝦夷地でもアイヌなどに珍重され主食として扱われていました。
    つまり米が冷害で不作になったとしても、
    あわやひえが不作になるということは考えられない、むしろ豊作になるはずなのです。

    米が年貢として払えなかったからといって、あわやひえを差し出すというワケにはいかない。
    なにしろ商品が全然違うのですから流通の仕方も変わってしまうでしょう、
    保存方法も単位も違うはずです。
    つまり農民達からあわやひえが取り上げられるという事態にはなり得ない、
    なのに餓え死んでいる、何故なのか?

    つまり米が無くなると言うことは、彼等の食料が無くなっているという事と同義語だって事なのです。
    粟や稗だって食べてはいたのでしょう、だがそれが主だと言えるほど生産していたわけではない。
    やっぱり彼等の主食はご飯だったのです。
    だからこそ米が不足し年貢の備蓄が彼等に届かなくなると、
    彼等は飢え死にするしか無くなったのです。

    そう考えるとやはり農民も米を食べていたというのが自然な考えだと思いますよ。
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  14. 江戸時代以前はそもそも政権が安定せず税収も米以外でもとっていたし、
    収穫量も農業が未発達だったため少なく貴族や上流階級以外だけが食べられる贅沢品だった模様。
    余るほど米がたくさん収穫できるようになったのは江戸時代以降の話ですね。
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  15. 麦、連作障害を克服するまで生産量は限定的。水稲、毎年取れるが水と相応の技術が必要。
    結局、中国なんかでも麦が主食の北部が当初栄えていたけど時代が経つと米食中心の南部が人口の多い地域になっていった。
     日本だと亜熱帯原産の米作に向いた地域は太平洋側の黒潮沿い地域に当初は限定される。そこから品種改良(単に向かない地域で米を作って生き残った米で生産を続ける作業)を繰り返して日本向けのお米を作り上げた。
     時代によって米が食える環境は異なるが、江戸期で百姓は雑穀とか言い出すのは日教組の教師とそれを真に受けてる連中くらい。
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  16. というか、各々想定している時代が違うから話がかみ合ってないんだよ。
    江戸時代になれば米だって食べ始めた。
    んなこたぁわかってるよ。
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  17. >>5 年貢米は武士からも農民からも売り払われて何処へいった?

    実はひえやあわ以外しか食べていないといわれていたが、米も食べていた農民が処理していた。

    江戸時代以前は農業が未発達なので米はあまり生産しておらず、税の支払いが米以外でもOKだったので、そんなに生産してないので貴族とか上流階級が食って処理した。

    これで答えは出たと思うんだが、>16はなにがわからんのよ?
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  18. 米以外でもOK…ホントかな?
    そんなトンデモ説、さすがにソースなしで信じることはできん。
    赤米黒米は混じってたかもしれんが。
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  19. 大化の改新(645年)で4条が定められてるのはご存知?

    1・それまでの豪族の私地(田荘)や私民(部民)を公収して田地や民はすべて天皇のものとする(公地公民制)
    2・首都の設置、畿内・国・郡といった地方行政組織の整備とその境界画定、中央と地方を結ぶ駅伝制の確立
    3・戸籍と計帳を作成し、公地を公民に貸し与える。(班田収授の法)
    4・公民に税や労役を負担させる制度の改革(租・庸・調)

    この内の4の租庸調について。

    『租』は律令制における基本的物納課税の一、口分田・位田・功田などに課され、田一段につき稲二束二把(のち一束五把)を納めるもの。

    『庸』律令制における租税の一。養老令の規定では、『正丁(せいてい)一人1年間に10日間の労役を提供するかわりに布2丈6尺を納める人頭税であった。布のほか、米や塩など地方の産物をあてることもあった。』

    『調』 律令制下の基本的物納租税の一。大化の改新では田の面積および戸単位に、
    大宝律令では人頭税として課せられ、『諸国の産物(絹・綿・海産物など)を納めたもの。』
    庸(よう)とともに都に運ばれ国家の財源となった

    一番初めに税を納める制度の時点で米以外のも税として収めてる、
    別にトンデモ説というわけじゃないぞ。

    税が米が基準とされたのは秀吉の太閤検地以後。
    江戸時代を通じて、田畑や屋敷などの土地の価値に至るまで、
    面積に石盛という一定の計数をかけて米の生産力に換算して石単位で表示するようになった。

    このような制度を石高制と言い、米以外の農作物や 海産物の生産量も、
    米の生産量に換算されて表された。

    江戸時代には物成 (ものなり) といって、原則として田の年貢は米、
    畑の年貢は現物と金納であったが、しだいに金納化した。

    『租・庸・調』と『太閤検地』は日本史の教科書にも大体載ってるはずのでソースが欲しいというのなら、適当な教科書とか参考書をみてくれ。
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  20. いや、上の人とは別の人間だけど、とんでももなにも日本で貨幣経済が12世紀後半あたりから発達して税が銭で納めることが増え始め、戦国時代には全国で税の支払いが銅銭となる貫高制がとられていた。江戸時代に続く石高制が普及し始めるのは貨幣不足で税の収集に難儀する戦国時代後半から。
    あと、戦国時代より前だと税には米以外にも公事(糸・布・炭、etc)や、夫役(労働)などがあった。まあ基本的な税収は穀物や銭の方でそれ以外がメインなのは一部地域だろうけど。

    あと、江戸時代以前の農民が米を食べてないのはおかしいと言う感じの人がいるが、そんなこと言っても当時書かれた農民の生活の記述だと米を食っていないんだから仕方がない。(例えば、15世紀後半あたりの記述で農民は粟ばかり食べてるなどとある)そういう記述が大量にないと百姓が米を食べ始めたのは江戸以降という説が主流になるわけがない。
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  21. あと、混同する人が現れるといけないから付け加えておくと上層農民(名主クラス)はある程度は米を食べることができた。ほとんど食べることができなかったのはそれ以下の階層ね。
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  22. まあ、逆に言うと百姓が米を日常的に食べれるようになったのは明治以降って説が何故あるかってのも、記述が大量にある江戸時代の文献を調べると地方の農民は米を食べていた資料が少ないからなんだけどな。貧乏名主の収支の記述を見るに手持ちの米をほぼ全部売って雑穀を買い足さないと食糧が足りなかったり、百姓の家に泊まった人間の旅行記に書いてある、出された飯の内容が稗粟の雑穀菜飯だったりする記述が大量にあったりするから、正確には明治からじゃねと主張する人間もいたりする。まあ、そこらへんは生活史系の歴史本を読めば色々書いてあるから興味があるなら読んでみればいいよ。
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  23. 江戸期の東北とか島津とか
    米の取れにくい土地だと、米以外の産物でも年貢としてOKみたいな感じだったって書いてあった本読んだことあるんだが、タイトルなんだったかな…

    あと上杉みたいに重税の藩の領民だと、米は口に入らないだろうなぁ
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  24. いろいろ調べた所によると、農民は『貧乏だから米を食べられない』のではなく
    裕福だから『米を食べないってのが』事実らしいね。

    「貧農」の年収は300万円、「中級役人」の年収は100万円くらいだったらしい。

    まず前者は、米の取れ高は享保14年(1729)で27石9斗で、
    「公式」の取れ高より16%強多い数字です。
    この他、縮(ちぢみ、織物)の収入がひと冬で2~3両、駄賃稼ぎ(馬を連れて街道荷物の運送をする)で約3両、煙草栽培で3両、こうしたものを合計すると、
    1両=10万円換算で、約300万円にもなります。

    一方、後者の「中級」役人の収入は米12石4斗、
    米1石を76,500円で換算して約95万円にしかならず、しかももっぱらの消費者であって、
    他に何も生産しない彼の収入はこれのみで、これで家族と奉公人を養い、
    住まいを維持し、 さらに役職に関わる経費をまかなわなければなりませんでした。

    農民=貧乏ってのは上でちらっと触れられているように明治政府の公務員が裕福な生活をおくるために重税をかける方便。

    裏付けとして史料に残っている農家の買い物リスト(現金買い)によると。

    野菜では人参、芋、生姜、ごぼうや漬物用野菜、
    柿、栗、みかんなどの果物、
    昆布、ひじき、ノリ、鰯、マグロ、魚の干物、鰹節などの海産物、
    鶏卵、豆腐、こんにゃく、麩、かんぴょうなど現在と変わらない食品を購入してる。
    もちろん、酒、茶、砂糖、醤油、味噌、酢、せんべい、飴も買っている。

    あと忘れてはいけないのが麦の収穫。
    小麦は弥生時代からすでに植えており、7世紀に中国からうどん、そうめんなど麺類の知識が入るとともに定着していました。
    粉食だけでなく、味噌の材料としても欠かせないので、日本人は米を主食にしていたというが、
    実は麦食も多かったといえそうです。

    江戸の庶民は、白米のご飯を山盛り3杯に沢庵と味噌汁だけのような偏った食事で栄養失調になり江戸患い=脚気になったそうだから、よっぽど農民のほうがいい暮らしをしている。

    あとそもそも農民の数に比べて、武士等の数が圧倒的にすくない為わざわざ都市を離れて
    地方まで検分はそうそうしなかった模様、
    つまり都市に近い裕福なひえやあわを食べている農民の事はよく書かれても、
    武士が残した資料では田舎の米をしょうがなく食べている、
    農民の事は書かれていないってことになる。

    基本は金を作るために米は売ってその金でいろいろ食べ物等を買って、
    金がない時はそのまま米を食べたりってのが江戸時代の農民生活のようだね。
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  25. そのソース見たが色々おかしい。佐渡の「貧農」佐藤九左衛門(約八反の水田所有)って1反ってだいたい一石が取れる面積だから年貢を含めずにやっても8石にしかならない。というか、米収入だけで27石9斗ってその時点で中農クラスで、しかも副収入まであるんだが。
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  26. う~ん、俺が持ってる資料だと、田五反、畑五反持ってる百姓夫婦の構成は、夫妻子三人、下人二人だから、田んぼ8反に加えて煙草などを作る畑に馬までもって貧農って区分は分からんな。というか、何をもって武士を中級役人にしてるんだ? 徒士(かち)と呼ばれる20俵5人扶持の武士は足軽に毛の生えた下層武士なんだが。
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  27. なお、田五反、畑五反持ってる百姓夫婦は収支報告が現代に残っているが、米は全部売って雑穀を買っていたと考えられている。
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  28. しかしそうなると農民も雑穀買ってたなら雑穀は誰が生産してたんだ?
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  29. 1反=一石て江戸初期の計算だぞ、年貢のもとになるのは、言うまでもなく「検地」。
    「検地」に基づいて年貢(税)が取り立てられる。
    当然、この「検地」は、毎年調査されていると思いきや、
    なんと江戸270年を平均して、ひとつの村につき「2回」しか行われていない。
    昔と変わらない税で収入が増えたらそりゃ、裕福になるよ。


    参考・授業づくりJAPAN横浜《中学》 「日本人を育てる歴史と道徳」

    『◆どっちが貧しい? 農民と武士

    問題)
    佐渡の「貧農」佐藤九左衛門(5反の水田を所有)と佐渡奉行所の「中級」役人(当然、武士)の年収は?
      ア)50万円  イ)100万円  ウ)200万円  エ)300万円

    正解)
    佐藤九左衛門=エ)300万円、奉行所役人=ア)50万円
    解説)
    貧農の佐藤は、米の取れ高は28石に過ぎないが、
    織物の収入が2~3両、駄賃稼ぎ(馬で荷物の運送)で約3両、煙草栽培で3両などなどの現金収入があった。
    一方、役人の武士は、米12石の収入だけ!』
    削除
  30. いや、仮にお前さんが言うように”昔と変わらない税で収入が増えて裕福になった”として、こいつのどこが”貧農”なのよ。ここに書かれた収入なら上農に足を踏み込みかけてるぞ。あと、幕末の東北の村の農地構成が表で記載されている本を読んだことがあるが、田8反+畑+馬な時点で少なくとも上から数えた方が早いレベルの裕福さだぞ。
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  31. 今では農民=貧しいという貧農史観は否定されているというのが主流らしい。
    鎌倉幕府も「1192(いいくに)作ろう鎌倉幕府」だったのが、
    「1185(いいはこ)作ろう鎌倉幕府」になってるし。

    信長も桶狭間で勝ったのは奇襲ではなく信秀が作った経済基盤が豊かだったので、
    金で人を集めて今川義元と正面から戦えるようだったという説もでてきてるし。

    歴史の解釈は資料とかによって結構コロコロ変わったりするし。
    さらに時間が立てば別の新説とかでてくるかもね。
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  32. 検地してないから本当は農地があるというのなら、それは上に書いてある”「公式」の取れ高より16%強”の16%強じゃないか? 仮に他にもたくさんあったとしても、そのことを表記せず「「貧農」佐藤九左衛門(5反の水田を所有)」と書いた時点で悪質だわ。
    削除
  33. 面積変わらないが農業の発達で収穫量が取れたんじゃなくて、
    取れ高16%が全部隠し水田だったって?
    そうだとしたら新田申請してな水田の量のことで検知の時に随分ともめただろうね。
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  34. >32は米以外の税があるのをトンデモ説とか言った人かな?

    検地は土地の面積で年貢米を決めるから、
    同じ土地で収穫量を増やす工夫をしたほうが税が変わらず収入が増えるので効率がいいぞ。
    下手に水田を増やしたら、その分だけ税が増えるから逆効果だ。
    ある程度は隠し水田はあっただろうけど劇的に増える程でもないしだろうし、
    仮に効果があったとしてもそんな効果を生むような広い面積の水田を隠し通せるものでもない。
    削除
  35. 18世紀の中農の農家が土地が田6反、畑4反。そのうち、米の収穫が約12石。なのに、5反+畑を持つ農家が貧農で、米の取れ高は28石とかトンデモすぎるわ。というか取れ高(収穫量)ということは年貢を引いてないよな、これ。それなのにそのまま収入扱いで300万とか完全に読者を騙す気まんまんの詐欺サイトじゃねーか。

    こういう無知を騙して誤解を広げるサイトは消えて欲しいな。調べたら消えるどころか情報が拡散しているようだけど。
    削除
  36. なんか、話がずれてね。江戸時代より前の時代に百姓が食べなかった米は何処に行ったかという話だったはずなのに、何故か百姓でも米は食べたと主張する奴が江戸時代の資料ばかり出す。いや、上で別の人も言ってるけど江戸時代に百姓がある程度米を食べたのは皆知ってるよ。
    削除
  37. >36さんへ
    >江戸時代より前の時代に百姓が食べなかった米は何処に行ったかという話

    書き込みみたら、具体的に書いてたのが無かったので、知っている範囲で書き込み。
    税収の米は、兵糧兼貯蓄の財産(※1)に使用していて、各大名や荘園主、商人はそれなりに米を財産として備蓄してたという話は聞きいたことがあります。
    無事、新米が収穫されると、備蓄されていた古米は、在庫処理として新米より安く売られて市場にでたらしい(当たり前)。

    農民の中には、高く新米売って安い古米を買い、それを食べてた人たちも多かったらしい。
    また、米より栽培が楽な雑穀にも同じことが言えて、米より安かったので、貧しい農民の人は、今年作った新米の自分の取り分を売って、さらに安い備蓄入れ替え分の古い雑穀を買って食べていたようです。
    これは、個人的な推論ですが、戦国時代は通貨不足になる場合も多かったようなので、農民と商人の上記のやり取りも手形や物々交換の場合もあったのかもしれません。

    上記の結論から、江戸時代より前の百姓が食べなかった米は、兵糧や財産として備蓄されていた。
    その米は、無事に新米が収穫出来れば市場に放出され、農民たちの元にも購入という形で戻って来たけど、飢饉があったり、戦争などで消費が増えた場合(戦闘時の兵隊は、カロリー消費が跳ね上がるので普通の数倍米を食う)は、農民の元へは戻らず消費されてしまった。
    それ故、充分な米の収穫を得られる豊かな農民以外、特に貧しい農民は、生活がぎりぎりなので、より安い、または自分の畑のより狭い範囲でより大量により容易に作れる雑穀が主食になっていた。
    といった所でしょうか?
    ちなみに、江戸時代に農民が米を食べやすくなった理由の1つは、戦乱による消費分がなくなった所為だと、個人的には思ってます。


    ※1…北部九州在住さんの「修羅の国のブラック戦国大名一門にチート転生したけど、周りが詰み過ぎてて史実どおりに討ち死にすらできないかもしれな(http://ncode.syosetu.com/n2509cr/)」には、しっかり書かれてますが、備蓄の米を手形取引の担保にしていたので、手形を発行していた大名や他の有力勢力にとっては、米の備蓄は、小切手やクレジットカード口座の残高に等しいので、財産としてそれなりに備蓄していたようです。
    商人が手形を米に変えに来て、支払う米がなかったら、今で言う手形の不渡りで、信用破綻して自分の所で出している手形の価値が暴落してしまうので。
★迷探偵パルメ(´・ω・`)パルエモンッー
僕、米で内政チートするんだ・・・




パルえもん (´・ω・`)現地に合ってない農業なんて破滅するだけだよ・・・・パルメ君
エジプト辺りなら、ダム作れば塩害起きるし、水資源が豊富じゃないと土地が枯れるし・・・・



★迷探偵パルメ(´・ω・`)そんなー

52 件のコメント :

  1. (´・ω・`)コメを食べると力が出るどん

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    1. ただしインディカ米である。

      削除
  2. やはり米は日本人のソウルフード

    米が無いと日本人の大半はパーになるよ!!!!

    返信削除
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    1. 転生オリ主(´・ω・`)異世界に米がなかったら・・・・死ぬ・・・?
      そんなー

      異世界(´・ω・`)美味しい米がある地域は少ないどん

      削除
    2. 米で無双なんて展開なんてあるのか?
      たんに食べたいから探したて程度の話ばかりだとおもうが

      削除
    3. せやな。話の主軸に据えてる作品なんて皆無だ。
      転生主人公「飯マズイし和食作るか」
      その他「和食UMEEEEEE!」
      の1パーツ的扱いばっか。

      削除
    4. 和食UMEEEEじゃなくてダンジョン飯の如くあるものを如何に食べるか?美味くするか?の方が和食の魂だと思うんだよな

      削除
    5. 卵かけとか刺身とかは卵や魚があっても安全性の問題から再現難しそうだな
      ファンタジーなら魔法でどうにかできるかもしれないが

      削除
    6. 米の生産性に着目したNAISEI物で最初に見たのは遠い国からだったな。
      話の主軸の一つだったよ。

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    7. うまい和食なんて食材の鮮度と良質の水が必須だと思うんだが、
      食材の味を生かす料理って作るのくそ難しいのに

      削除
    8. というか、ちゃんとした和食って江戸時代ぐらい品種の種類と流通が整っていないと駄目だし、海の魚とか直ぐ痛むから鮮魚とかは痛みにくい魚以外は金持ちぐらいしか食べれない。

      削除
    9. 氷結魔法のある世界なら、凍らせて保存することはできるかも…?
      ゼロ魔だとこの点は保存魔法があるのが便利だったな

      削除
  3. 「その異世界が日本に似ているから」と言って、
    米が作れるとは限らない。
    何故か?
    愛媛県でミカン。青森県で林檎が造られるのは何故か?
    両方とも同じ日本国内。ならば青森でミカン。愛媛県で林檎を造ってもいいはずだ。
    何故か?
    答えは簡単。同じ日本国内、日本語を話し、通貨が同じで、「同じような気候」であっても、
    実際は年間の平均気温や降雨量が微妙に違うからだ。
    従って愛媛県ではミカン。青森では林檎を造るのが正解となる。
    では、異世界で米を作るのは百パーセント正解なのか?もちろん「日本によく似た気候の異世界」だ。

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    1. 愛媛と青森じゃぜんぜん気候が違うだろ。

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    2. 東北や北海道で無理やり米を作る歴史はまさに内政物。
      もし米作り半ばの東北にNAISEI主人公が降り立ったなら、きっと蕎麦作れ麦作れって言うと思うけど
      無理なんだよなあ。文化的に。
      餓死者を出しながら米作ってるのはそういうことだ。
      もし仮にその土地にあった優れた農作物があったとしても、それはかならずしも正解とは限らない。

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    3. 雨が少ない→小麦を作る→小麦でうどんを作る→大量の水で湯がく→水不足→そうだ他県からもらおう

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    4. >無理なんだよなあ。文化的に。
      つまり住民をなで切り根絶やしにして、
      粉食文化圏の中国東北地方の住民と入れ替える、
      そのくらいにことをしないと無理ってことですね。
      ただし、気候や土壌の違いとかで上手くいかないかも。
      って言うか、たぶん上手くいかない。

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  4. ヨーロッパ風世界での農業系チートでよくあるが、そもそも気候によって農作業のやり方は別なのに、深く考えずネットで調べてきた日本での農業のやり方をそのままコピペして使う作品がよくある。いや、それ日本のような湿潤気候なら適切だが乾燥地帯だと逆効果だから。

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    1. 現代農業は、会社みたいに規格とマニュアルを整えた根域制限栽培とかあるんだよな

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    2. そもそもトラクターとか農業機械を使うこと前提の現代農法をそのまま使うこと自体が間違い。正直、オリ主達のやってることは現実を知らずに断片的な本の知識で適当に指図して現場を困らせる貴族達となんら変わらないよ。

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    3. ラディッシュがカイワレ大根に バジルもカイワレ化・・・・・・鞘師里保

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    4. 現代農業は徹底した品種改良と化学肥料と機械化され効率化して浮いた時間を別の事に突っ込んだ結果だからちょっとした工夫じゃどうしようもない。特に化学肥料の有無はどうしようもないほど差を生み出す。魔法で代用できるのかもしれないけどほぼタダのレベルで安価、かつ全ての畑を満たすほど大量に用意できるかは謎。

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    5. 作者;調べたら北の方でも栽培されてるから内政チートとして出しちゃえ。

      なお、品種改良や、ハウス栽培が前提なもよう。(戦国時代ではできません)

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  5. 農業チートオリ主 「アイルランドでじゃがいもチートで人口大爆発だ」 → ジャガイモ飢饉

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  6. 川から養分が流れてくるから連作可能とか言うが、そもそも”ちゃんとした水路が付いた上等な田んぼ”が多数派として普及したのはいつの時代だと思っているんだろう。

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    1. >川から養分が流れてくるから連作可能

      それって要は河川の氾濫が多発してるか大規模なのが度々起きてるってことですよね。

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    2. 水田自体は弥生時代からある技術だから、そこまで高度じゃないものでも大丈夫だよ
      ようは水を循環させて、連作障害の原因となる、地中内物質の偏りや害虫、塩なんかが溜まらないようにすれば、形としては出来上がってる訳だからね
      もちろん上等な田んぼなら安定した高収穫が期待できるけど、それ未満の田んぼでも連作障害がおきたりはしない。

      もっとも土木治水技術の発達とそれを支えるマンパワーがないと、水稲的神立地以外には設置できないという問題はあるけどね。

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    3. 雨水だけの田んぼや、陸稲で畑で米を作るってのも昔は普通にあるというか珍しくもない風景なのだが。みんなの農村感って江戸時代の後半で固まっているので、戦国物を書く作者もなんちゃって戦国時代なパターンが多いんだよな。

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    4. そうだな。
      明治まで湿田が多かった、っていうのを取り上げる人はほとんどいない。
      一方、二毛作が言われてるってことは、なくはなかったんだろうが。

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    5. なお、実際は二毛作はやってたはやってたが、肥料不足やなんやでそれほど実施しているところは少ないもよう。

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  7. ところで、麦って食べられるようにするのに結構手間がかかるんじゃなかったっけ?
    パンにするのだって、殻むいて粉にして、練って焼いてとてまがかかるのに対して、米は殻むいたら玄米としてそのまま食べられるっていうのが利点なんじゃないかな?
    そして日本の地形自体が稲の優秀さを発揮して、収穫量が麦より多いから、日本じゃ麦より米が栄えたんだと思う。

    収穫量もそうだけど、やっぱすぐに食べられる、手間がないっていうのも大きいんじゃないかなと思う。殻むいて炊くだけですぐ食べられるっていうのは大きい

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    1. 追記だけど、内政オリ主ものだと米を作るのがそこそこ見るけど、明らかに中世ヨーロッパで麦が主食な世界で米がすぐに広まるとは思わないなぁ。
      それ以前に日本と違って気候も大分違うだろうから米作りが大変だろうし、なにより米がそんな簡単に手に入るもんじゃないだろうし・・・

      あっ、手に入るかどうかはご都合主義で手に入るか

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    2. 小麦の場合は粉にするのが問題で、
      唐の貴族は土地から離れて都での粉化利権を経済的基盤にしていたので、
      都が寂れるとあっという間に没落。
      とかって、唐から五代にかけての専門家の一般向けの本に、
      そんな話が出てた。

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    3. 粉化利権!そんなのもあるのか、初めて知ったわ
      うーん、粉化利権とかそういう利権もなろうで今後出そうだね、粉化利権を持ってる人が粉にして、それを都市のパンとかの生産者に廻す・・・そう考えると結構でかい利権なんじゃ?

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    4. 中世欧州後期に、修道院の投資で水車が乱立したのは
      まさに、その利権目当て。
      そのあたりの事情は、名著「大聖堂・製鉄・水車」に詳しい。
      文庫サイズで安いので、一度読むべし。

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    5. 麦を米みたいに炊いて食べる麦飯というのもある。
      炊くという文化がない上に炊きにくいためか一部の地域(≒日本と朝鮮)にしか普及してなかったらしいが、これなら粉にする必要もないし中世風な世界で需要もあるかも?
      炊きやすくなる押し麦(日本が大正時代に開発したっぽい)とか米の代用品を頑張って発明するエピソードとかいけるんじゃないかな?

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    6. まあパンなりなんなりに加工してからの携帯性や保存性は
      米より便利な面があるけどね。
      戦場で煮炊きしなくてすむのは大きい。

      それと、上とは何ら関係ないけど一つの疑問。
      中国の場合、南北で米食と粉食で別れてるけど、
      元からの南方政権は良いとして、
      東晋や南宋などの北方からの逃げてきた政権の
      中枢部は最後まで粉食だったのだろうか?
      逆に南から北伐した明太祖とかは米食?

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  8. 全く別のこと調べてたら前スレの回答っぽい物見つけたので、引用。
    「白米だけの飯は都市部以外では祝祭時のみ炊かれるもので、東京を例にとると東京都区部のうち山の手と下町では普段でも白米飯を食べていたが、その外側の畑作地帯では、陸稲米が2割から3割の麦飯を食べていた。現在は住宅地になっている杉並区では大正時代から少しずつ蔬菜の栽培が増加し、都市近郊の野菜栽培農家に転換したが、それ以前は稗などの穀物を栽培し、日常食は稗と麦で、米は少し入れるだけだった。日本では米に対する思い入れは強く、日本人の主食は米と考えられてきたが、実際の日常食は麦飯の他、かて飯といって米に他の穀物や野菜、海草などを加えて共に炊飯したもの、あるいは粟、稗など米以外の穀物のみを炊飯したものが普通だった」(民俗小事典 食)

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  9. 酒の消費を挙げている人がいるが、実はこれは結構デカい。
    時期にもよるけどね。
    あと輸送や保管時のロスも現代とは比べ物にならない

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    1. そもそも作成時も何割かは腐蝕で駄目になるしね。

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  10. 問題は当事者の発言とか一時史料でも事実とは限らない所なんだよね。
    苦労話とか貧乏とかは誇張される場合が多い。
    出世した場合、出自を飾り立てるか、逆に実際以上に低く言うとか、
    徴税逃れで不作を誇張するとか。。
    はっきりとした統計数値があってそれとの齟齬があるなら、
    嘘か誇張の可能性がある。

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    1. 追加、政敵の失点にするために飢饉とかを誇張することもある。
      後任者が自己の功績を誇るために前任者の時期の危機を言い立てたりとか。
      現代日本の国会とかでもよく見られる光景ですねえ。
      前近代だと現在より更に検証が困難だったし。

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    2. だからこそ資料を検証するときは何のために誰が作ったか?が重要になってくる訳だ。
      ちなみにはっきりとした統計数値も単発だとあてにならない場合もある。
      統計手法が未発達かつ丼勘定がデフォだからどうしても誤差が大きくなる。
      故に統計資料を見るときは変化と偏りに注目するのが正しい。
      平均とか合計とかばかり見てると統計マジックに騙される。

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    3. そう、だから太閤検地もいまひとつ信用ならなかったりするんだよね。
      土佐とか、石高が低いのはわからんでもないけど、次検地した時に倍以上になるとかどう考えてもおかしい。
      あと、遠江や駿河、日向なんかはミョーに少ない。

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  11. 「太平洋戦記」とかのゲーム会社、ジェネラルサポート社の阿部隆史さんが江戸時代における藩政とコメについて書いた文章があるのでご紹介。

    「禄高は一般に「石」を単位とするが、これは米の量を表す。
    1石は10斗、1斗は10升、1升は10合で1升の米は1.5kgだ。
    つまり1石は150kgであり「平均して1人が1年に消費する米の量」とされている。」
    とか、
    「額面上の総石高が約3000万石でも「実際に生産された米」はもっと多く、1人当たりの平均消費は2.7合よりずっと多いと考えられる事が主流となってきた」
    「「日本の総石高3043万石」と言うのは額面上の数量(表高)であり実際の生産量(内高)はずっと多かった。
    江戸開府当初は表高と内高が等しかったのだが新田開発や農業技術の改良によって生産量はどんどん増大していったのだ。」

    なんかの情報がたくさんあるよ。とりあえずどうぞ。
    「江戸時代諸藩の家臣団について」
    http://www.general-support.co.jp/column/columun21.html

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    1. 大昔にどこかで呼んだ体験談。
      戦後だったか東北で栄養改善を図る実験的措置で、
      どんぶり飯1一杯につきめざし一匹を食べてもらったら、
      それまでどんぶり飯を何杯も食ってたのが半分くらいになって、
      それで本人達もびっくり仰天とか、そんな話。
      副食物からの栄養素の問題も大きいんだなあと思った。
      玄米食うか白米食うかでも栄養素が随分違うから、
      食う量にかなり差が出るんだろうし。
      簡単に結論が出る問題じゃなそうだね。

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    2. 米だけじゃたんぱく質が足りないからな。炭水化物(糖分)からたんぱく質を合成するためには量がいるのだろう。

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  12. いいコメ欄じゃねぇか…

    米作って、水に恵まれてるかどうかが重要なんすね

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    1. 陸稲ってもんがあってな
      水が足りないところでは結構作られてたらしい
      もちろん色々問題があるんだけど

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  13. 紀元前だと有名どころの文明の主食ってほとんど麦だよな。中国もずっと華北政権なので麦だし、インドも古代に栄えたのは麦作ってる北側だし。ぶっちゃけ、米中心な文明で名を成したのって日本だけなんじゃね?(なお、力を付けたのは主に近代から)

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    1. 麦は簡単に育てられてそれなりに収穫が期待できる優秀な作物なんだけど、雨害に弱い。特に収穫期に雨が降ると全滅しかねないのに梅雨時で雨が多い、これを麦雨と言ったりする。日本で麦を育てる事は難しくなく、実際歴史的に見て生産量も少なくないんだけど収穫と保存に難があり頼り切ることができない。
      後、連作障害の問題があるから、雨量が多く土地が狭い日本は水田が向いていたのかもしれない。
      紀元前の文明で麦が多く見えるのは麦が簡単に育てられ文明を育みやすいからじゃないかな?文明には農業が必須だけど米は気候で制限され、トウモロコシは育てるのが難しく、芋には毒があったり収穫量に難がありメイン足り得ないみたいな感じで。

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    2. 大文明が麦を育ててるんじゃなくて、麦栽培に適したところで文明が発生するんだご。米栽培に適した湿潤地帯は大河多いけど、土木技術ないと制御できないから、無用の長物んご!

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