6話 野生の国と『蒼色ゼリー』後編
1 件のコメント :
公開日: 2015年12月6日日曜日 (✿╹◡╹)料理大好きエルフの異世界レストラン 自作小説
前にゆっくり戻るよ! | ゆっくり次に進むよ! |
★もっふふー★
モッフフー帝国の帝都。そこには紅い屋根のお洒落な店がある。
今日もお客さんがたくさん来て大繁盛。店の前には人が列を作って並んでいた。
「お師匠様!今日はレアな食材が手に入りました!
なんとっ!スライムです!」
その店内で青いエプロンドレスを着た、幼いエルフ娘(約100歳)ラッキーが楽しそうに、目の前にいる男へ語りかけていた。
輝く金髪が特徴的で、青い目がキラキラ輝いてる。
「……スライムって食えるのか?」
全身黒づくめの銀髪の男が答えた。
ラッキーの恋人の『師匠』だ。若いエルフの青年(約千歳)で戦い慣れた雰囲気を纏っている。
師匠はスライムを食材にした料理に戸惑っていた。
そして、ラッキーの返答はいつも料理だ。彼女は青色の美しいゼリーが入ったガラス容器をカウンターに置いた。
「スライムゼリーです。お師匠様に食べてもらいたくて作りました。
……当然、食えますよ?」
「おお……これは凄いな、ラッキーちゃん」
ゼリーは宝石のように輝いてプルプル震えている。
――まるで生きているようだ……生きているゼリー?なにそれ怖い。
師匠はオリハルコン製のスプーンを手に取り、ゼリーに突き刺して一部を削り取る。
スプーンの中で、プルンプルンっと震えるゼリーを、勇気を出して口に入れると――美味かった。自然の美味しさが百倍っ!圧縮されたかのような甘さ。
スライム以外にも、ゼリーにスイーツを使っている事がわかった。
この味はきっと、爽やかなフレッシュマスカット。
高級感溢れるスイーツ。それを贅沢に使ったゼリーに感動を覚える。
マスカットらしい上品な甘さと酸味が病みつきになりそうだ。
口の中で味わってゴクンッと飲む。ゼリーの喉越しがたまらない。
スライムをゼリーに使ったのは、この喉越しの良さ。それを演出するためだったのだろう。
さすがラッキーちゃんだ。
目を開けると…………先ほどまでお洒落な店にいたのに、周りに広がる光景は……無限に広がる青空になっていた。
360度。全てが透き通る空。
目の前にいるラッキーちゃんは、70年前のラッキーちゃんだ。
恋人になる前の初々しいラッキーちゃん。背丈は今よりも少し低い。
あの頃も良かったなぁ……。
「お師匠さま……年の差がある恋愛ってどう思います?」
幻聴+幻覚だが、首を可愛く傾げた若すぎるラッキーちゃん(30歳)も最高だな。うん。
確か、この日は風の精霊使って自由に空を飛び回る訓練している途中だったけ。
俺はこの時、こう答えたんだ。
「愛があるなら、年の差なんて関係ないさ」
「じゃ……私と結婚を前提に付き合ってくれませんか?
実はお師匠様の事が……ずっと好きだったんです。25年前に出会った日から憧れの男性でした」
俺の返答?もちろん決まっているさ。
「ラッキーちゃんみたいに、料理が美味い娘なら大歓迎さ!」
「やったー!」
ラッキーちゃんが俺に抱きついて喜んでくれた。青い目がキラキラ輝いて美しい。
他人には恥ずかしくてこんな光景見せられない。
千歳の俺が、たった三十歳のラッキーちゃんの恋人になる。
社会的に考えて、俺、ロリコン呼ばわりされるよな……。
でも、俺はロリコンじゃないんだ。
たまたま好きな娘が、ロリ(30歳)だったんだ。
決して幼児性愛者じゃないんだぜ?
おしまい
今回のコメントまとめ+作者感想さん
http://suliruku.futene.net/Z_saku_Syousetu/Tyouhen/Erufu_no_isekai_syokudokuraku/c11.html
小説家になろう】 本好きによるワンランク上の内政チート! 、主人公「川から水を引けば農業チートできる!!」モブ「どうやったらそんな発想ができるんだ!?」
http://suliruku.blogspot.jp/2015/11/blog-post_49.html
【小説家になろう】 エルフ転生からのチート建国記 2巻 狐娘がしゅごい
http://suliruku.blogspot.jp/2015/11/blog-post_65.html
前にゆっくり戻るよ! | ゆっくり次に進むよ! |
(´・ω・`)あと数話で物語おしまい
返信削除(´・ω・`)料理 + 毎回登場人物違う。最悪の組み合わせだよう