【銀河英雄伝説】「あなたはラインハルトの参謀だ。倍相手の兵力相手に戦える物資を用意し、戦場に運ばないといけない」

47 件のコメント :

公開日: 2018年4月3日火曜日 管理人の文章 銀河英雄伝説 自作2コマ漫画 自作3コマ漫画 自作漫画






ラインハルトの部下にパルメさん(´・ω・`)という超優秀な参謀がいて、
ラインハルトが立てた無茶苦茶な作戦を、
原作知識と補給をうまく手配する能力で、
何とか実現可能にしてしまう、という話を考えたぞ!!

例:アスターテ会戦

ラインハルト「これは、各個撃破の好機であるっ」
シュターデン「机上の空論だ!補給をどうする」
パルメ(´・ω・`)「補給についてですが、
  通常の三倍の物資を用意しました。
  補給艦隊は後方に待機していて、
  いつでも作業可能です」
シュターデン「……」
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  1. (´・ω・`)戦争は始まる前の、準備が大切……最強じゃな?

    ★(ノ゜ω゜)(ノ゜ω゜)巨大補給基地のイゼルローン要塞のおかげだよ……それ……


2018/4/2

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★(ノ゜ω゜)(ノ゜ω゜)先生ぇー!良かったですねー!
今日からラインハルトの参謀ですよ!
人生勝ち組ですー!
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†(´・ω・`)確か、参謀って、作戦とか用兵を考える仕事じゃったけ?
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★(ノ゜ω゜)(ノ゜ω゜)あ、難易度下がるから兵站部門でお願いします!
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†(´・ω・`)ちょ!?
戦場を動き回るラインハルト艦隊に補給とか、どうしろと!?
補給部隊が敵軍と遭遇したら壊滅するぞい!?
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★(ノ゜ω゜)(ノ゜ω゜)しらんがな。アスターテ会戦頑張れよ
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†(´・ω・`)(2倍の兵力相手に大量の物資を消費しての短期決戦……
急いで決着をつける必要があるから、物資を気にせずに容赦なく消費しないといけない以上……
どんだけ弾薬を用意すればいいんじゃろう……)

47 件のコメント :

  1. 基本受け身のヤンに比べて、ラインハルトの作戦は相手が無能であること前提だから主人公補正が鼻につく
    ぶっちゃけ美形じゃなきゃ単なる攻撃的で厨二病のシスコンやぞ

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    1. そのヤンも、相手が基本馬鹿であること前提の策で成り上がり続けたんですが。

      似合いのライバルだと思いません?

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    2. 過去に大成功した有名な作戦
      敵も味方も対処法やら研究してて当たり前だと思うんだけどなぁ
      一周回って元に戻ったってことなんだろうか

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    3. ラインハルトもヤンも、相手が馬鹿なことが前提じゃ無く、馬鹿になることが前提で策を立てて実行する同門兄弟よな。

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    4. (´・ω・`)でぇじょうぶだ!原作が、読者に伝わるように簡易的な内容に補正されていると考えればワンチャンスだべ!

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    5. 銀英伝はあくまでも後の時代に歴史として語られている体だから
      語り手のハゲが馬鹿で無能だから荒唐無稽な話になってしまった。で納得してくれよ

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    6. と、言うか銀英伝で本気で戦記にしようと思うと、原作の戦闘は無視して全部一から作り直しだろ。
      原作はそもそも、三次元戦闘を考慮してない。
      恒星重力は考慮しても惑星間重力(銀河)は考慮してない。
      舞台が宇宙なのにな。

      その辺全部考慮して設定作り直しやぞ。
      オリジナル書いた方が早いレベル。

      あくまで銀英伝はスペースオペラで戦闘とか戦闘風味よ。

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  2. 基本的に旧軍の場合だけど、兵站は大本営兵站総監・参謀本部次長のお仕事。連合艦隊も参謀副長のお仕事。
     あれだけ未来なら、前線に連れていく兵力を入力すれば、AIが自動的に補給計画を立ててくれそうなもんだけど。総動員しても無理なら、作戦案が却下となるとか。

     なお、真珠湾攻撃もミッド海戦も軍令部が補給の点で不可とした。図上演習では一週間後に駆逐艦が燃料切れで座礁するとか判定結果が出た、それでも強硬されたのがミッドウェイ作戦。立案者は黒島亀人
     山本五十六もミッドウェイの後は重用しなくなったと。

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    1.  旧軍は補給の限界を計算して作戦を立案していたんだけど、潜水艦の使用方法の認識の誤りなどから、味方の輸送艦の消耗の見積もりが非常に甘く、補給任務に慣れてくれば被害が減るとの認識の元に補給を立案して、ガ島が餓島となるなど南方で屍をさらした。

      旧軍がアホだったとかあるけど、狭いアジア圏で見れば打倒な案だったが、欧州の第1次大戦のドイツの通商破壊作戦・無差別潜水艦作戦を体験したアメリカと比較すれば非常に劣っていた。

       ようするに人間は歴史に学ばず、体験しないとダメなんだと。

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    2. 山本五十六は敗戦の将で戦死までした無能なんだが、同じ海軍左派であった米内、井上が戦後に行った宣伝工作で評価が上がっただけ。
      軍政家としてはまあまあだけど、実戦指揮官としてはホーランド並だからな。
      過去にはアメリカ軍が面々と築き上げ、貧乏な日本ほど採用しなければいけなかったダメコンの組織化の反対したのが山本。

      勝ってもいないのに名将扱いの山本五十六の方が、ラインハルトよりもチートだってw

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    3. >連合艦隊も参謀副長聯合艦隊に「参謀副長」ってポストは無いです。

      >真珠湾攻撃もミッド海戦も軍令部が補給の点で不可とした真珠湾は「南雲艦隊への補給に難ありでは」と、ミッドウェーは「占領後の補給に難あり」として難色を示したので、「補給の点で」ってのは論点をごっちゃにしすぎです。

      >図上演習では一週間後に駆逐艦が燃料切れで座礁するとか判定結果が出たそんな結果は出てません。MIは40万トンという燃料消費を織り込んだ作戦でしたが、それ故に「燃料が切れる」という事態はまず起こりません。万一発生するとしたら燃料が足りないのではなく、敵制空権下で補給が出来なくなったからという事態でしょう。

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    4. >潜水艦の使用方法の認識の誤りなどから、味方の輸送艦の消耗の見積もりが非常に甘く

      1.潜水艦はソロモンを巡る戦いの前に既にして、「潜水艦も含めたあらゆる戦力で敵兵站線を攻撃すべし」との元で敵補給線攻撃に投入されています(大海指第60号・大海指第107号・第三段作戦方針)

      2.我が資源環送用輸送船の損害が大きくなったのは18年中期頃からで、戦前の損耗想定とあまり外れてなかったりします(それまでの輸送船損害はソロモン方面での作戦輸送中のものが主)。そして潜水艦の用法と輸送船の損害はあまりリンクしてません。

      >補給任務に慣れてくれば被害が減るとの認識の元に補給を立案して

      そのような認識で補給計画は立案されていませんし、実際の補給遂行に齟齬をきたしたのは補給計画そのものに原因があるのではなく、敵制空権の増大によるものです。
      また、ガ島ではありとあらゆる方法(夜間に陸攻の空中投下など)で補給が実施されています。

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    5. >山本五十六は敗戦の将で戦死までした無能なんだが、同じ海軍左派であった米内、井上が戦後に行った宣伝工作で評価が上がっただけ

      「敗軍の将で戦死したから無能」というのは論証になっていないでしょう。故人に対して、いくら何でも敬意を欠き過ぎに見えます。

      また、米内・井上両提督は戦後に山本元帥の顕彰の為に何かしたという事も事実とは言えないでしょう(井上提督の戦後の生活が顕著ですし、米内提督は「山本神社」の創建に強く反対しています)。

      山本五十六という人は戦前から大変人気のある人でしたから、視点を戦後だけに区切って見ると却って分からなくなると思います。

      >アメリカ軍が面々と築き上げ、貧乏な日本ほど採用しなければいけなかったダメコンの組織化の反対したのが山本。

      事実ではないですね。
      MI作戦後、応急(ダメコン)の報告と改善案の提言などを行う発表が、作戦に関する反省などと共に部内で行われましたが、「他の高級指揮官があまり興味を示さない中、山本長官のみは当発表にわざわざ足を運んで耳を傾けてくれた」との当局者の回想があります。
      そも、「ダメコンの組織化」とは具体的にどういう事を指しているのでしょうか。

      山本元帥は開戦前に臨機調の議長を務めていたこともあってか、艦の応急にマイナスイメージを持つとはどの資料にも見当たらないのですが…。

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    6. (´・ω・`)戦争って色々複雑だのう・・・

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  3. ファイアーエムブレムのシスターみたいに
    艦隊の中にある程度の補給艦は居るんじゃないのか?
    と、妄想。

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  4. 帝国の戦艦って真ん中が空洞になってて物資を積めたはず。

    愁雨来たりなば でケスラーの艦隊が地上でやってたようだけど。

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    1. (´・ω・`)大量に連射する上に、結構、長時間戦闘するから……あっという間につきそう……

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    2. 侵攻する側の軍隊だから艦の設計もそうなってるのかもね

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    3. 輸送艦の装甲強化、エンジンも戦艦用に交換して高速化

      戦艦一隻につき、装甲輸送艦二隻を一単位として
      運用するようになる。

      戦艦にドッキングポートを追加して、
      戦艦の両側に装甲輸送艦を横付けできるようにする。

      パルメ卿(´・ω・`)
      門閥貴族の使っている盾艦付き戦艦じゃないか!
      門閥貴族は見栄であんなものを運用しているのではなく、
      補給のことを考えて、運用していたのか。

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    4. (´・ω・`)最後は盾として使い捨てにして、合理的なんじゃな……

      削除
    5. 盾艦付き戦艦の盾艦に物資を満載すれば、
      宇宙戦争における補給の問題は解決します。
      門閥貴族だって、見栄と特権意識で
      盾艦を運用していたわけではありません。

      (´・ω・`) というわけで、ラグナロック作戦には、
      盾艦付き戦艦の活用を意見具申します!

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    6. 石炭庫を防弾に使った防護巡洋艦と同じ発想か。

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    7. でも、パルメ参謀(´・ω・`)が盾艦の活用を意見具申しても、
      こうなっちゃうのでは…

      パルメ参謀(´・ω・`)「…というわけで、盾艦付き戦艦の活用を意見具申します」

      ラインハルト「つまり卿は、この私に、門閥貴族と同じことをしろ、そう言いたいのか?」

      パルメ参謀(´・ω・`)「ええっ、そんなつもりじゃないんだけど…」

      オーベルシュタイン「残念ながら、君の意見は政治的な理由で採用することができない。
      我々は盾艦の存在を門閥貴族の特権意識と非人道性の象徴として、非難してきた。盾艦の存在に一定の合理性があったとしても、門閥貴族を連想させるものは、採用することができないのだ」

      パルメ参謀(´・ω・`)「わかりました」(ラインハルト様も、門閥貴族とは別の方向に硬直しているんだな…)

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  5. (ノ゜ω゜)(ノ゜ω゜) 先生ー 銀英伝の艦隊って一個艦隊で100万人以上いいる設定ですよね

    (´・ω・`) 艦隊が壊滅すると普通に100万以上の死者が出るのう・・・・太平洋戦争の日本の使者が300万人だから、とんでもない規模じゃのう。

    (ノ゜ω゜)(ノ゜ω゜) 100万人としても偉い消費量ですよね。水が2リットル、食料2キログラムとしても 1日400万トンの消費。原作に出ていた30万トン規模の輸送船が13隻分の物資が1日に必要ですね しかも食料分だけ!

    (´・ω・`) これにミサイルやら医薬品やらアルコールやら嗜好品の狐娘を入れたらとんでもない量になるのう・・・・・。
     
    (ノ゜ω゜)(ノ゜ω゜) 先生ー あんた何こっそり、補給物資に狐娘を入れてるんですかーーーーーーー、憲兵に逮捕されますよ。

    (´・ω・`) 狐娘と昼寝中のロボス元帥が補給計画を立案すれば ワンチャンス! 未来だから、アンドロイドの狐娘でもありじゃのう。

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    1. 訂正 400万トン→4000t キログラムとトンが置き換わってた・・・。一か月で12万トン。

      でかい輸送船が数隻ありゃ、ありゃなんとかなるか・・・・。
      ミサイルの重さとか設定しらないから解らんけど・

      パルメさん 何とかなりそうですよ。補給。 

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    2. 旧軍でも計画通りに、5000t級の輸送船を船団でソロモンまで送ったけど、潜水艦にガンガン沈められた。

       仕方ないので、3000t級の駆逐艦に1隻30トンくらい物資を積んで(それしか積めない)、東京急行・ネズミ輸送してた。仕舞には潜水艦まで使って(数トンも運べない)補給して、それも失敗しまくって潜水艦がすり減っていった。

      補給って机上の計算だと上手く行くんだよなあ・・・・・。

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    3. 宇宙じゃ水は浄化して使い回すからもっと軽くできるぞw

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    4. 兵士A(´・ω・`)今朝飲んだ水が、排水したトイレの水をリサイクルしたものだった……

      兵士B(´・ω・`)気にしたら負け!

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    5. 最大クラスの石油タンカーは全長400mで50万トン
      銀英伝の世界の輸送艦は全長2000mなので単純に同じ形状なら
      125倍の6250万トン
      宇宙空間で運用するのだから海上で復原性など考慮せず円筒形に近い形にするならばさらに2倍の1憶2500万トン
      これを100隻単位で運用するんですけど、一体何を運ぶんだよw

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    6. >旧軍でも計画通りに、5000t級の輸送船を船団でソロモンまで送ったけど、潜水艦にガンガン沈められた

      ソロモンで消耗した輸送船は敵機によるものが主で、潜水艦の攻撃での損害がいや増すのは18年中期以降、資源地帯と本土を往復する輸送船に対してです。

      >仕舞には潜水艦まで使って(数トンも運べない)補給して、それも失敗

      潜水艦による輸送が増して、損害も比例して増えるのはさらにこの後のニューギニア北方戦線です。
      また、駆逐艦から潜水艦へとシフトしていったという記述からも分かるように、この手の問題は補給計画に問題があったのではなく、敵機の跳梁を許すに至った事が問題で、つまりは「正面の戦闘に勝てなかったから」補給に齟齬をきたしたと捉えるべきでしょう。

      余談ですが、「潜水艦によるネズミ輸送」ではアメリカは我が国の先輩です(17年2月に比島ダバオへと潜水艦による輸送を実施)。
      この点からも銀英伝世界はいざ知らず、現実の海を跨いでの戦いで「補給が上手く行かないのは補給計画に難があるから」とは言い難い部分が見えるでしょう。

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  6. ラインハルト 「次は同盟本土進攻作戦、ラグナロック作戦だ。
     パルメ卿、補給はまかせた」

    パルメ卿(´・ω・`) 「ヒェッ」

    このとき、パルメさん(´・ω・`)は過労死を覚悟した。

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    1. この時、帝国軍は


      (ノ゜ω゜)(ノ゜ω゜)餓死を覚悟した

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    2. パルメ卿(´・ω・`)

      ガルミッシュ要塞か、レンテンベルク要塞を機動要塞化して、
      移動補給基地に使えんかね?
      技術総監のシャフトさんに聞いてみよう。
      ラグナロック作戦に間に合えばいいのに…。

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  7. クソでかい輸送艦のコンテナを運んでたら帝国侵攻でもラグナロクでも大艦隊に補給艦隊が狙われて壊滅したし、相当数の護衛つけながら運ばないと基本ダメなんだろうね
    ヤン学生時代のシミュレーションでも後方補給艦隊一点狙いで主席をボロボロに負かしたし
    補給担当の手間暇は大変だろうし、足の速い艦隊について行かせて補給するのも大変。
    もしミスったりすると艦隊壊滅になりかねないから、重責なんだろう

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  8. 拠点作るんじゃなく短期決戦かよ
    拠点に補充するならまだピストン輸送とかできそうだけど
    周りの安全確保できてない状況での補給はリスク高すぎるな

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    1. 旧日本軍はそれでドンドン沈められた。

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    2. 旧日本軍は、予算不足で正面装備の整備で精一杯だったからな。
      本来、アメリカ軍が長躯してくるところを迎撃って戦術で、補給部隊もあまり整備していなかった。

      それが、なぜかハワイに奇襲したり、オーストラリア方面まで出張ったり。
      トンチンカンな事をしているんだから勝てるわけがない。

      同盟軍も、これまで戦力に差があって帝国軍の攻勢を防ぐのが精一杯だったのに、なぜか戦力で勝っている帝国に侵攻するんだから。

      衆愚の極みを書いたガイエってやっぱり凄いと思う。

      削除
    3. ハワイ奇襲は漸減作戦の延長じゃないの。
      それが想定以上に成功し過ぎちゃって、
      漸減どころか太平洋艦隊が当面機能不全状態に。
      その後はなにをやって良いかわかんなくなっちゃったんだろう。
      後知恵ではその後はひたすら守りを固めてって言えるけど。
      現実では舞い上がった大衆がそれを許さないと。
      勝利って恐ろしいものですね。

      削除
    4. どこ攻撃するかって戦略は、統帥上だと軍令部が考えるんだけど、ハワイ攻撃もミッドウェー作戦も、連合艦隊の司令部が立案したんだよ。
       この作戦案を通さないと、俺は辞任すると山本五十六が言って軍令部を脅した。
       軍令部の案、元々はフィリピン沖での決戦だったけど、米軍が太平洋方面に当時、B17を大量に配備する計画をすすめており、日本の統帥部もこの配備計画を知ってたから、時間が経つほど不利になるので、相手が逐次投入して消耗するよう、先制攻撃しろということになった。
       

      削除
    5. >それが、なぜかハワイに奇襲したり、オーストラリア方面まで出張ったり
      >それが想定以上に成功し過ぎちゃって、
      >その後はなにをやって良いかわかんなくなっちゃったんだろう。

      開戦になる前の海軍は概ね対米一か国の戦いだけを考えていましたが、昭和14年頃から南方の攻略を念頭に置いた対米英蘭作戦を、国の方針に伴い年度計画へと据えることになります。
      更に状況が緊張するに従い、この計画は真実味を帯びてきますが、あくまで「主攻勢軸」は国家の枢機を左右する南方地域の掌握であって、アメリカ太平洋艦隊の迎撃は主攻勢に対するいわば副次的な変数となります。

      山本元帥が「登場」するのはこの辺りからで、ハワイに錨を降ろす太平洋艦隊を開戦と同時に無力化しなければ、『主攻勢の南方攻略も上手く行かない』と軍令部と海軍省を半年以上掛けて自身の書簡と部下の派遣という形で説得し(この過程は残っている書簡という形でも把握できます)、永野修身軍令部総長の山本に対する信頼もあってか(山本元帥は永野総長の事を好いてなかったようですが)GOサインが出されるに至ります。

      実際、聯合艦隊は漸減要撃の主戦力となるはずの第二艦隊以下を南方攻略に抽出され、残された第一艦隊・第一航空艦隊・第四艦隊と第十一航空艦隊の一部では、戦艦八・空母三・航空機一〇〇〇機を持って侵攻してくると推定される太平洋艦隊迎撃は難しいとの判断を軍令部も覆せなかった事から、開戦直前に下された命令(大海指一号)では、南方攻略の支作戦としてハワイ攻撃が記載されています。


      つまり、ハワイ攻撃はメインでなくオマケみたいなもので、全ては南方を取るための手段なんです。

      そして漸減要撃作戦は遅くとも先の通り昭和14年には、もっと言うとアメリカが海軍の両洋艦隊計画と名付けられた大増強を(ルーズヴェルト恐慌を受けた結果としてあまり考えずに)開始した昭和13年には実施不可能な計画となっています。
      ハワイ攻撃はその代替でもあります。

      削除
    6. >統帥上だと軍令部が考えるんだけど、ハワイ攻撃もミッドウェー作戦も、連合艦隊の司令部が立案したんだよ。

      実施に関する作戦の具体案を現地部隊が考案するのは珍しくないですが、それを強く上申したという部分が注目されるのでしょう。
      また後述しますが、聯合艦隊(GF)が軍令部に強く出るのは大東亜戦争に限らない話です。

      >この作戦案を通さないと、俺は辞任すると山本五十六が言って軍令部を脅した。

      「この案が実行できないと責任を持てないから辞める」と「脅した」と捉えられたのは間違いないのですが、それは軍令部第一部の参謀の認識であって、最終的に(ハワイ作戦もMI作戦も)永野総長が、「山本がそうまで言うなら任せようじゃないか」と配下の参謀を退ける形で承認しています。
      永野総長はロンドン軍縮会議の際から山本を高く買っており、それゆえの決断と思われるのですが、国の内外問わず戦後になると勝敗や職責・功績も問わず大概の国では将官級の人たちは口を噤む傾向が強いため(反対に佐官級の方々は大変賑やかなんですが)に追跡しづらいのですが、案外こういう個人的な繋がりも組織の意思決定を見るうえで大事なんでないでしょうか。

      さらに、日露戦争の際、ロシア側バルチック艦隊の動静について三笠艦上のGF司令部と軍令部との間には認識のずれがあり(GFは当初、津軽海峡来襲の公算大と考えていたのに対し、軍令部は対馬来襲の可能性を警戒していた)、特に秋山真之参謀を始めとする参謀連は極めて強い、喧嘩腰と言える内容の連絡を行うなどの例がすでに見えます。
      が、これも大東亜戦争の際と共通しているのは「参謀同士の対立」であり、トップ同士はこの対立とはまた別の立場であったという事で、むしろ指揮下の参謀に自らの見識を踏まえさせた上で統制出来ていた山本司令部の方が組織として望ましいのではとも思えます。

      >軍令部の案、元々はフィリピン沖での決戦だったけど

      軍令部は比島については早期の航空戦力の排除と全土制圧を開戦の数十年前から企図していましたが、アメリカ側との海上決戦を目論んでいたのはトラック東方海面であり、比島占領は「もしかしたら出てこないかもしれない」太平洋艦隊の腰を上げさせるための必要事項(クラウゼヴィッツいう重心)であっても、近くの海上で雌雄を決するかどうかとなるとまた別です。

      >米軍が太平洋方面に当時、B17を大量に配備する計画をすすめており、日本の統帥部もこの配備計画を知ってた

      B-17による台湾並びに本土空襲の危険性が認識されたのは本当ですが、これと関係なく比島占領は対米戦の初手として長年認識されています。我が方に近すぎる根拠地であることに加え、敵主力に出撃を決心させる「餌」として、さらに南方攻略が実現の色を帯びた後は、西方海面を聖域化(地政学で言う閉鎖海化)するための防壁としてさらに価値を帯びることとなります。

      また、アメリカ側から見るとこのB-17配備はマッカーサー大将による強い希望で実現したものですが、実際に本土空襲を行う事を考えていたとは考えにくく(機数が少なすぎるため)、B-17を投入することには慎重意見が多かったのも牽制用に虎の子の新鋭爆撃機を100機という当時としては多数機を投じるという事だけでなく、「日本側から守れるか・守れないか」という課題に40年間迷い続けたアメリカによる対比島・ひいてはアメリカの太平洋戦略が強く影響を及ぼしています。

      しかし、これに先立つ太平洋艦隊のサンディエゴから真珠湾への前進、比島へのB-17配備にイギリス東洋艦隊のシンガポール派遣と、政治経済的圧力と並行して進められた軍事的包囲網構築を太平洋艦隊の情報参謀だったエドウィン・レイトン中佐(彼の著書は白眉ですが翻訳されてるのに国内では知られてないので是非)は、
      「包囲網を完成させるにしては遅すぎるうえに少なすぎて、内周側から各個撃破するという選択肢を日本側にとって魅力的なものにしてしまった」と批判しています。
      アス〇ーテ会戦みたいですね。

      >時間が経つほど不利になるので、相手が逐次投入して消耗するよう、先制攻撃しろということになった。

      「相手が逐次投入」する合間も与えず先制の機を活かし占領というのが実際でしょう。また、この時期は陸海軍ともに先制攻撃による開戦を企図しており、開戦直前にその方針が変わった訳ではないです。

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  9. 銀英は必要な事は全てAIがやっていて人間が考える事は殆ど無いだろうし、考える事を止めて退行した人類の黄昏の時代なんだろ。
    AI(そろそろ、絶滅を避ける為に介入しないと…)
    リアルだと人類が野生動物のある種が極端に減った時に介入している。銀英の世界だと基本的にAIは人類に不介入だけど、絶滅の危機になったら介入をしていると見ればどうだろう。

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    1. そういう銀河英雄伝説の舞台裏を描いた作品を、誰か書いてくれないかなw

      削除
    2. AIが人類の面倒見るのに飽きちゃって、
      暇つぶしのゲームとして戦争してるとか。
      人類はゲームとしての戦争に必要なだけ(駒として)の
      知識しか与えられていない。
      科学的発見とか発明も、本人は自分で思いついたと信じているが、
      AIに植え込まれた知識。
      戦争ゲームも飽きてきたので終わりにしようかな。
      簡単に終わらせるのに天才という駒を投入。
      用が済んだら死ぬように予め設定しておく。

      削除
    3. マクロス元ネタの「巨人たちの星」 シリーズ書いたジェイムズ・P・ホーガンの作品で「未来の二つの顔」とか思い出す

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    4. つまり銀河英雄伝説の世界では、AIが人間を使ってゲームやっとるわけか。チェスゲームやっていたのは、人間ではなくAIだった、というオチ。

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    5. チェーンソーでバラバラになる神は自分でプレイするのではなく、キャラの好きにさせ、そいつらが織りなすドラマを楽しんでいたけど、銀英はキャラクターのプレイに任せられる状態を越えているし神がプレイヤーになっているよね。

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マザーテレサ(ノ●ω●) 人間にとってもっとも悲しむべきことは、病気でも貧乏でもない。 自分はこの世に不要な人間なのだと思い込むことだ。