39話 幕間「地図消失事件」
7 件のコメント :
公開日: 2016年11月23日水曜日 ゲーム風スキルは異世界最強なんだよ! 自作小説
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二章 ゴブリン略奪共同体40万 VS 獣人50人
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尻尾。それは何と、素晴らしきモフモフなのだろうか。
大きく育った狐娘の尻尾は何よりも素晴らしく、とっても抱きつきがいがある。
三歳児ボディのおかげで、モーニャンの尻尾は大木のごとしモフモフなのだ。
「大変です!ぼっちゃま――」
黒スーツの老人……セバスチャンがノックもせずに寝室へと入ってきた。
だが、不思議な沈黙が場に満ちている。
セバスチャンが僕の事を不審者でも見るような目付きで――
「……ま、孫娘に、何をなされているので?」
「モフモフだ」
「モフモフ……?」
「親しい関係になった相手と、尻尾や獣耳をモフりあう事だ。
モフモフ神も推奨なされている……親しいモフモフを見たらモフれ……と」
「そういえば……忘れていましたが、ボッチャマは神の使徒でございましたな……?」
そんな大事な事を忘れるなよ……。
あと、今の僕の現状はこうだ。
黄色と白の縞々パンツ以外纏っていない狐娘に抱きついて、尻尾をモフっているのだ。
なんて健全なのだろうか。セバスチャンが僕を不審者のような目付きで見ているのが気に入らない。
しかし、先ほどの発言に激しい違和感を覚える。
今、セバスチャンは何と言った?
モーニャンの事を孫娘だと言わなかっただろうか?
『セバスチャンは、色んな女性を抱いて子供を作りまくりのプレイボーイですぞ!』
なにがプレイボーイだ。プレイジジイだろう。
人間なのにたくさんの獣娘に手を出すとは……やはり、始末するべきだろうか?
尻尾なしが、そんなにモテモテになれるはずもない。
『駄目ぇー!セバスチャンの遺伝子は、獣人の少子化を解決できる可能性がなんたらかんたら!』
『犬さんの父親疑惑もあるんですぞ!』
『うむ……動く妊娠させマシーン……と私たちは呼んでいたな……』
うむむ……冬の間に、セバスチャンの体を検査して色々と調べるのも良いかもしれない。
少子化問題を解決したら、重火器を量産しまくって、人間は獣人に同化させて、獣人が平和にモフって居られる時代を作って見せよう。
そう思ったが、何かを忘れている気がする。
そうだ。何か異常事態が発生した感じのセリフをセバスチャンは吐いていた。
早速聞いてみよう。
「ところで、セバスチャン……何が大変なんだ?」
「ああ……そうでした。
ぼっちゃま大変です。
叔父上の残党が、領地の書類や地図を盗んで行きました」
「なに!?それは大変だ!
まだ残党がいたのか!?」一応、驚いてみた。
「はい、使用人達が『ゴブリンの大軍団が来る!?こんな所に居られるか!俺は逃げるぞ!』と叫んで、色んな物を盗み逃げました。間違いありません……あれは叔父上の残党だと、この灰色の脳みそが言っております」
それは……ただの火事場泥棒では……?そんで……灰色の脳みそってボケているって事じゃ……?
セリフの内容的に、逃げた先でゴブリンと遭遇して死んでいるような気がする……。
真っ先に事件現場から逃げる奴は、遺体で発見されるのがお約束という奴である。
「……一応、セバスチャンが望む反応をしたけど……地図がないのはそんなに大変か?」
「地図がないと、正確に徴税できませぬ。
領内にある資源を有効活用するためにも、詳細な地図が必要になります、ぼっちゃま」
「よしわかった。1分待ってくれ」
そう発言した僕は、すぐに空を漂って遊んでいる邪神の身体を交信術スキルで借りた。
上空から、僕達の住む地域を覗き込む。
交通アクセスが悪く、観光資源が自然しかないよな、そんな超ド田舎だった。
日本の田舎が大都会に思えるくらい、辺境すぎて不便である。
これが現代の地球なら、エコをアピールして、自然とアウトドアが大好きな家族客を呼び込んで、外貨を稼ぎ放題なのだが……それは獣人の少子化問題を解決しないと、破滅フラグにしかならない。
そのような田舎の地図を、寝室の机に置いてある紙に書いていく。
細工スキルのおかげで、手先は器用だ。
あっという間に精巧な感じに見える地図が出来上がった。森と森と森がただひたすら広がる辺境なんだと、思い知らされる内容である。
僕はそれを自信満々にセバスチャンへと渡した。
『細工スキルで地図を書きやがった……何でもありすぎる……』
「こ、これは……!なんと精巧で謎の暗号だらけの地図っ……!?
ボッチャマはやはり使徒……いや、神かっ!
線書いて、丸書いてチョンッ!な今までの地図とは違いすぎるっ……!
おおっ……!川の流れまで描写してあるっ……!」
「そうだ!僕は神だ!」
どさくさに紛れて、僕は地図を奪い返す。
セバスチャンが裏切って、敵陣営に行った時に、この地図があったらモフモフ村がやばい。
最短距離で村を直撃するコースを設定して、戦争できちゃう。
「おお、神様……。
教えの通り、子供を大量に作りました……。
モフモフな獣娘と夜の営みができるのは、アナタ様のおかげです……」
「モフモフ教の信徒セバスチャン。
これからもモフモフな未来のために頑張るのだ。
サンプルとして子種と細胞プリーズと、モフモフ神も言っておられる」
「ははぁっ!」
人間セバスチャンは、こうして僕に屈服した。
遺伝子検査するために、遺伝子を見れる超高精度の顕微鏡を自作しないといけないのだが……まぁ、何とかなるだろう。
高価な機材だが、アルミニウムの精錬工場よりは遥かに簡単なはずだ。
『なんて酷い主従関係だお』
あと、お前ら、地下資源はともかくとして、薬草として使えそうな植物を探してくれ。
妊娠デキール薬に使えるかもしれない草は、全部使うぞ。
『植物資源が豊富だから、教えまくるお!爆発する栗!』
『動くタマネギ』
『動く朝鮮人参』
『毒針を出すナツメヤシなカカス』
……
……
……はぁ?植物が動く訳ないだろ?
お前たち、ふざけているのか?
植物の細胞は固いから、動くのに不便な構造をしているんだぞ?
食虫植物とか動くのにエネルギーが必要すぎて、飼育するのも大変なんだぞ?
『犬さん、全部忘れてるお……』
『犬さんの黒歴史ですぞ!』
ホラ話は良いから、次は地下資源を言ってくれ。
『原油』
まぁ、縞々パンティーを作るために、合成シルクがたっぷり合った時点で……原油が取れる場所があるよな。
『原油大好きな動く芋さん』
『原油をがぶ飲みして、石油プラント涙目すぎる芋さん』
いい加減にしろ、お前ら。
さっきから、ふざけるにも程があるぞ?
『いや、犬さんの存在そのものがふざけているだけだお?』
『真面目に発言してますぞ!』
このとき……僕は邪神達がふざけて発言していると思った。
だが、後に知ることになる――全部、本当の事だったと。
この地図は、僕の大罪の証なのだ。
動くタマネギ
媚薬ダイコン
カカスって名前のナツメヤシ
モフモフ村
音波攻撃してくる朝鮮人参
原油を好んで襲撃する芋さん
超激辛暴君コショウ
あなたの作品が評価されない理由を教えてやるだって
http://suliruku.blogspot.jp/2016/10/blog-post_81.html
★(ノ゚ω゚)(ノ゚ω゚)なんだ!?この変な植物の数々は!?
●(´・ω・`)3章で分かるお
★(ノ゚ω゚)(ノ゚ω゚)(どんな酷い内容を書く気だ!?)
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二章 ゴブリン略奪共同体40万 VS 獣人50人
【ゲーム風スキルは異世界最強なんだよ!】 ☚纏めたページ
(´・ω・`)夜の間、自動的に照度が落ちすぎてパソコンの画面が見辛いから、修正は明日やるでござる
返信削除正確な地図は防御力よわめますけど 流通は一気にはかどりますねー
返信削除(´・ω・`)トイレとか、観光マップとか、わかりやすいように標識と、交通インフラを整備すれば
削除人間(´・ω・`)(´・ω・`)やったー!移動しやすくなる!
(´・ω・`)主人公の領地が滅びる
冷戦中ソ連
削除ソ連 祖国防衛の為に地図に意図的に嘘を混ぜ込む都市の位置が結構ズレて、弾道ミサイルで攻撃をすると失敗しますよね
米国 そんなー 人工衛星打ち上げた時 初めて誤りに気が付いた
犬さん ない筈の川や湖を地図に書き込んだ 道も行き止まりや崖を街道にしたった。
人間司令官 補給予定地点に水が無い困った。地面が堅くて掘れない。
別動隊隊長 まっすぐ進めば地図上は町がある筈なんだけど何で隘路で目の前が崖?
犬さん 敵は罠にはまった、ダムを壊して崖下に流してしまえ。水不足だろうから、たっぷり水をプレゼントするぞ!
朝鮮ニンジンってあんま薬効ないって聞いたけど金になるか?
返信削除ニンジンの成分凝縮されてるだけとか何とか
ニンニクしか体に良い気がしてるんだが
後顕微鏡作るなら蛍石(フッ化カルシウム)で作るのがいいんだっけ?
鉄の融剤に利用されるからドワーフ娘が持ってるかもしれんね
顕微鏡つくれるなら望遠鏡もつくれるだろうし
戦略的優位を作り易くなるな
まあなんにしろニュートンリングの内容知らんと
始まらんかもしれんけど
工場の発電機とそれらを作る工作道具どこから持ってきたんだ?
返信削除それと現実の話だが航空写真で地図起こせば良いじゃんってやったら実戦で使え無かったって逸話が・・・・中世の地図よかマシかw
大いなるネタバレかも知れんが排卵誘発剤の多用と妊娠出産は生物的寿命をかなり削る、人間並みの繁殖し出した途端人間並みの老化し出す獣人達を想像した。
>工場の発電機とそれらを作る工作道具どこから持ってきたんだ?
削除(´・ω・`)魔力を込めた素手、ナイフ格闘術でぽんぽん(´・ω・`)