34話「犬さんのブラッドイーター戦②」
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公開日: 2016年11月13日日曜日 ゲーム風スキルは異世界最強なんだよ! 自作小説
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二章 ゴブリン略奪共同体40万 VS 獣人50人
【ゲーム風スキルは異世界最強なんだよ!】 ☚纏めたページ
僕と違って、レンジャースキルを持っていないホワイトは、木々が邪魔で無視できず、余計な周り道をするせいで逃走速度が遅い。
このままでは、ブラッドイーターに追いつかれて、背中からグサリッと殺られそうだ。
持久力の点では僕達が圧倒しているけど、ブラッドイーターは索敵系スキルのおかげで、凸凹だらけの道でも平然と走れているのが厄介だ。
索敵系スキルは移動面でも恩恵を与える良スキルが多いのである。
……うむう……僕のスタミナが犠牲になるけど、ブラッドイーターの息を乱さないと駄目だな……。
「おーい!剣狂いの馬鹿ゴブリン!
略して馬鹿ゴブ!」
「なんて貧相な悪口だ、所詮はガキか」
「馬鹿ゴブはどうしてそんなに剣が好きなんだぁー!」
「ふ、決まっているだろう?
すごく斬れるからだ!」
社会のレールから外れまくりな奴……。
走りながら会話しているせいで、僕とブラッドイーターの呼吸は乱れに乱れ、重い負担となる。
もっともっとペースを乱してやるために、僕は問い続けた。
「お前、友達いないだろ!あと、彼女もいないだろ!」
「知らないのか!俺は剣が友達だ!
決して剣は俺を裏切らない!
嫁を寝取って!金庫の金を盗みっ!俺を借金の連帯保証人にしてっ!道場を売って夜逃げした奴とは違うのだ!」
うむむ……不幸な奴……。
そりゃ剣術だけじゃ幸せな人生は歩めないよな……。
お人好しすぎると、それはそれで破滅を呼び込むのだ。
大陸の国々って、競争が激しくて生活が苦しい奴が多い傾向があるし。
優しい奴がいるとゲスが殺到して、財産とか命とか奪い取って大変なのだろう。
『ブラッドイーターさんの速度がアップしましたぞ!』
『火に油を注いでどうするんだおー!犬さぁんー!』
持久走をやめて、ブラッドイーターが最短距離で迫ってくる。
僕との距離が縮まり、50mほどの距離となった。
……うむう……足の長さが違うから、本気になると早い……。
三歳児の足じゃ、短すぎて、どうやっても逃げられない。
だが、これで良い。
もう、ここは――目的地なのだから。
僕は矢筒から、矢を8本取り出して、化合弓のケーブルに番える。
背後から迫り来るブラッドイーターの位置を、レンジャースキルで探り当て、一瞬で背後を振り返り、矢を解き放つ!
「小僧っ!俺の剣のサビになぁれー!」
「いや、死ぬのは――お前だよ」
8連矢!
ブラッドイーターの胴体に向けて、連続して矢を射出する。
迎撃するために勢いが削がれ、両手に持つ剣が、それぞれの矢を切り払った。
「馬鹿めっ!この距離で、矢が何の役に立つというのだ!」
そのままブラッドイーターは速度を上げて――浅い落とし穴へと右足を嵌らせた。
短い木の杭が、木靴に突き刺さる。突然の事に、体勢が崩れて足を挫きそうになっていた。
「ぐぬぅ!?」
「痛っ!」
僕も落とし穴に引っかかって、右足に浅い傷を負った。
自分の靴だけ、丈夫すぎる草で作ったのと、体重が三歳児で軽いから軽傷だ。
『ふたりとも、皆が仕掛けた罠に引っかかってどうする!?』
『犬さんー!自爆らめぇー!』
僕は痛みを耐える。作り笑顔で笑って耐えて距離を取りながら――ブラッドイーターの精神を消耗させるために話しかけた。
「馬鹿ゴブ、ここはお前が死ぬ場所だ。
前向きな臆病者……もとい戦略輸送部隊の皆も総動員して作らせた膨大な罠がここにある。
どうやら、罠だらけすぎて逆に気づけなかったようだな。
僕の攻撃を避けながら、どうやって生き残る?
罠に注意を逸らせば死ぬぞ。
矢に集中しても死ぬぞ。さぁどうする?」
『悪役さんみたいだお』
「それは貴様も同じ事だろう……犬コロ。
俺の剣から逃げながら、どうやって罠を回避するのだ?」
「我慢して耐える」
「は?」
「僕たちの生命力と病気に対する耐性は、他の種族を超越している。
お前の怪我が治らなくても、僕の怪我はすぐ治る。
だから、何の問題もない。
死ぬのはお前だけだ――ブラッドイーター」
「俺が動けなくなる前に、貴様が死ねば良い!
今すぐ、真っ二つにしてやろう!」
再び、戦端が開かれた。ブラッドイーターが剣を振り、僕は後ろ足で器用に走りながら、連続して矢を放つ。
この戦い……ブラッドイーターが、怪我をたくさん負って、動きが鈍ったら僕の勝ちだ!
「ホワイト!距離を取って遠距離攻撃だ!
この馬鹿を罠の上で歩き回らせろ!」
「なんと卑劣な犬コロだ!」
さぁ!持久戦になったらお前の負けだぞ!
もっと精神を消耗させるんだ!ブラッドイーター!
じわじわと迫り来る死の恐怖でっ!心をへし折ってやる!
-----------------------------
ブラッドイーターのスキル。
剣術スキルLv99 限界突破
達人の矢は迎撃できないけど、ブラッドイーターは限界を超越してすごいんだぁー。
野生の勘Lv99
レンジャースキルと似たような索敵系スキル。
攻撃の探知や、良い道の探知もできるけど、走っている状態+周りが罠だらけだと察知する前に、罠を踏んでしまう。
今まで取得した技能スキルまとめ + ゴミスキル
http://suliruku.futene.net/Z_saku_Syousetu/Tyouhen/Game_fuu_sukiru/Ginou.html
【内政チート】「これがハーレムの利点!」⇒無償で働く奴隷を量産できる
http://suliruku.blogspot.jp/2016/09/blog-post_15.html
★(ノ゚ω゚)(ノ゚ω゚)先生ー!獣人の方が身体能力が高いなら、常に一定距離を取りまくって、全軍で集中放火すればいいんじゃ?
●(´・ω・`)森は障害物だらけじゃから、投石部隊が存在する意味がないじゃろ?
それに、円形の包囲殲滅陣を維持したまま、ブラッドイーターの動きに合わせて移動させるのって難易度高すぎるし。
★(ノ゚ω゚)(ノ゚ω゚) そんなー!?
このままでは、ブラッドイーターに追いつかれて、背中からグサリッと殺られそうだ。
持久力の点では僕達が圧倒しているけど、ブラッドイーターは索敵系スキルのおかげで、凸凹だらけの道でも平然と走れているのが厄介だ。
索敵系スキルは移動面でも恩恵を与える良スキルが多いのである。
……うむう……僕のスタミナが犠牲になるけど、ブラッドイーターの息を乱さないと駄目だな……。
「おーい!剣狂いの馬鹿ゴブリン!
略して馬鹿ゴブ!」
「なんて貧相な悪口だ、所詮はガキか」
「馬鹿ゴブはどうしてそんなに剣が好きなんだぁー!」
「ふ、決まっているだろう?
すごく斬れるからだ!」
社会のレールから外れまくりな奴……。
走りながら会話しているせいで、僕とブラッドイーターの呼吸は乱れに乱れ、重い負担となる。
もっともっとペースを乱してやるために、僕は問い続けた。
「お前、友達いないだろ!あと、彼女もいないだろ!」
「知らないのか!俺は剣が友達だ!
決して剣は俺を裏切らない!
嫁を寝取って!金庫の金を盗みっ!俺を借金の連帯保証人にしてっ!道場を売って夜逃げした奴とは違うのだ!」
うむむ……不幸な奴……。
そりゃ剣術だけじゃ幸せな人生は歩めないよな……。
お人好しすぎると、それはそれで破滅を呼び込むのだ。
大陸の国々って、競争が激しくて生活が苦しい奴が多い傾向があるし。
優しい奴がいるとゲスが殺到して、財産とか命とか奪い取って大変なのだろう。
『ブラッドイーターさんの速度がアップしましたぞ!』
『火に油を注いでどうするんだおー!犬さぁんー!』
持久走をやめて、ブラッドイーターが最短距離で迫ってくる。
僕との距離が縮まり、50mほどの距離となった。
……うむう……足の長さが違うから、本気になると早い……。
三歳児の足じゃ、短すぎて、どうやっても逃げられない。
だが、これで良い。
もう、ここは――目的地なのだから。
僕は矢筒から、矢を8本取り出して、化合弓のケーブルに番える。
背後から迫り来るブラッドイーターの位置を、レンジャースキルで探り当て、一瞬で背後を振り返り、矢を解き放つ!
「小僧っ!俺の剣のサビになぁれー!」
「いや、死ぬのは――お前だよ」
8連矢!
ブラッドイーターの胴体に向けて、連続して矢を射出する。
迎撃するために勢いが削がれ、両手に持つ剣が、それぞれの矢を切り払った。
「馬鹿めっ!この距離で、矢が何の役に立つというのだ!」
そのままブラッドイーターは速度を上げて――浅い落とし穴へと右足を嵌らせた。
短い木の杭が、木靴に突き刺さる。突然の事に、体勢が崩れて足を挫きそうになっていた。
「ぐぬぅ!?」
「痛っ!」
僕も落とし穴に引っかかって、右足に浅い傷を負った。
自分の靴だけ、丈夫すぎる草で作ったのと、体重が三歳児で軽いから軽傷だ。
『ふたりとも、皆が仕掛けた罠に引っかかってどうする!?』
『犬さんー!自爆らめぇー!』
僕は痛みを耐える。作り笑顔で笑って耐えて距離を取りながら――ブラッドイーターの精神を消耗させるために話しかけた。
「馬鹿ゴブ、ここはお前が死ぬ場所だ。
前向きな臆病者……もとい戦略輸送部隊の皆も総動員して作らせた膨大な罠がここにある。
どうやら、罠だらけすぎて逆に気づけなかったようだな。
僕の攻撃を避けながら、どうやって生き残る?
罠に注意を逸らせば死ぬぞ。
矢に集中しても死ぬぞ。さぁどうする?」
『悪役さんみたいだお』
「それは貴様も同じ事だろう……犬コロ。
俺の剣から逃げながら、どうやって罠を回避するのだ?」
「我慢して耐える」
「は?」
「僕たちの生命力と病気に対する耐性は、他の種族を超越している。
お前の怪我が治らなくても、僕の怪我はすぐ治る。
だから、何の問題もない。
死ぬのはお前だけだ――ブラッドイーター」
「俺が動けなくなる前に、貴様が死ねば良い!
今すぐ、真っ二つにしてやろう!」
再び、戦端が開かれた。ブラッドイーターが剣を振り、僕は後ろ足で器用に走りながら、連続して矢を放つ。
この戦い……ブラッドイーターが、怪我をたくさん負って、動きが鈍ったら僕の勝ちだ!
「ホワイト!距離を取って遠距離攻撃だ!
この馬鹿を罠の上で歩き回らせろ!」
「なんと卑劣な犬コロだ!」
さぁ!持久戦になったらお前の負けだぞ!
もっと精神を消耗させるんだ!ブラッドイーター!
じわじわと迫り来る死の恐怖でっ!心をへし折ってやる!
-----------------------------
ブラッドイーターのスキル。
剣術スキルLv99 限界突破
達人の矢は迎撃できないけど、ブラッドイーターは限界を超越してすごいんだぁー。
野生の勘Lv99
レンジャースキルと似たような索敵系スキル。
攻撃の探知や、良い道の探知もできるけど、走っている状態+周りが罠だらけだと察知する前に、罠を踏んでしまう。
今まで取得した技能スキルまとめ + ゴミスキル
http://suliruku.futene.net/Z_saku_Syousetu/Tyouhen/Game_fuu_sukiru/Ginou.html
【内政チート】「これがハーレムの利点!」⇒無償で働く奴隷を量産できる
http://suliruku.blogspot.jp/2016/09/blog-post_15.html
★(ノ゚ω゚)(ノ゚ω゚)先生ー!獣人の方が身体能力が高いなら、常に一定距離を取りまくって、全軍で集中放火すればいいんじゃ?
●(´・ω・`)森は障害物だらけじゃから、投石部隊が存在する意味がないじゃろ?
それに、円形の包囲殲滅陣を維持したまま、ブラッドイーターの動きに合わせて移動させるのって難易度高すぎるし。
★(ノ゚ω゚)(ノ゚ω゚) そんなー!?
ゆっくり次に進むよ! |
二章 ゴブリン略奪共同体40万 VS 獣人50人
【ゲーム風スキルは異世界最強なんだよ!】 ☚纏めたページ
(´・ω・`)編集ソフトがエラーで使えないから、今日の修正はなし。
返信削除サイト更新もできないよう
Microsoft Expression Web 4
削除(´・ω・`)を代用してワンちゃんす
(´・ω・`)小説書くには不便だけど、しばらくはこれでいいや(´・ω・`)
削除(´・ω・`)ダメだ、前使っていたソフトを前提にサイト作ったから、他のソフトでやるとレイアウトが崩れる(´・ω・`)
削除(´・ω・`)ゆっくり修正完了
削除このゴブリンって中世の西洋人より頭が良いんでは? 離婚、不倫、金庫、連帯保証、道場を勝手に売却して夜逃げとか、悪辣度や社会が発達してるし。
返信削除中世だと、同じ町から死ぬまで出たことが無いって人がかなり多かったそうです、夜逃げは追放刑だから普通はのたれ死ぬ。
ここまで執念深く主人公を追うなら、不倫と連帯保証を追って殺して金を取り戻して心に決着つけてそうな気がしなくもないのですが。
ブラッドイーター 性の喜びを知りやがって自分たちばっかし、俺にもさせろよ!グギィィィ!
グラマーなゴブリン(´・ω・`)
削除性のよろこびオジサン オークみたいですよね
削除達人の矢は迎撃できないのにレベル99の弓攻撃は回避できる謎
返信削除(´・ω・`)次の話で、伏線回収じゃ(´・ω・`)
削除子供の手の大きさで矢を8本取り出して番えないよね、そして腕の引ける幅的に化合弓だろうと飛ばせるか?
返信削除いい加減、3歳ってだけで身長180cmあるとかだしたら(・ω・`)