Lv10「不死王と発明エルフ~何でもツクール~」【この中に一人っ!ラスボスがいる!】
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公開日: 2016年8月2日火曜日 この中に一人っ!ラスボスがいる! 自作小説
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【LV0の不死王!~骨、ほぉね、ボーン!~】 の外伝
邪悪な夜が訪れた。
死者達が活発に動き、バリバリッと働き始める労働時間帯だ。
帝国の駅は、骸骨と人間が通勤ラッシュ。
コンビニは週刊誌を立ち読みする骸骨なフリータだらけ。
一応、大帝国の皇帝として君臨しているワルキュラも、この時間は公務に費やさねばならない。
属国から転移魔法で、一瞬で移動し、宮殿へと帰還した。
歴史ある荘厳な宮殿を見て、ワルキュラは――24時間、遊んだり働く俺格好いい――という自己陶酔に浸り、玄関口から宮殿へと入る。
すると――入口に、妖精のように可憐なエルフ娘がいた。
金髪で、巨乳で、どこか天然そうな女の子。ワルキュラの魔法の師であり、嫁の一人であり、魔法の開発をやっているアトリだ。
「ワルキュラ~、おはようなのです~」
彼女は、ワルキュラの姿を見ると、満面の笑みを浮かべて挨拶した。
ワルキュラは内心で、何かやらかしたな、という不安を感じながら、頷き返す。
「早速ですが、凄い発明品を開発したから、見て欲しいのですよ~」
「うむ、アトリ師匠の発明なら……きっと凄いのだろうな、うむ」
「これなのです~」
玄関口に、発明品が既に置かれていた。
それは白い外装の大きな箱。
人が十人くらい、スッポリ入れそうなサイズである。
何に使う道具なのか、ワルキュラは、さっぱり想像できなかったから、アトリに問いかける。
「……アトリ師匠、この箱は何だ?」
「完全自動の無人工場なのです~。
メンテナンス要らずで、小さい魔法人形が細かい作業をしてくれる優れ物なのですよ~」
「おお……凄いな……
この箱があれば、何でも生産できるのか……」
「これで我が国は最強なのですよ~。
人件費ほぼゼロの工場を大量生産して、世界征服なのです~」
「……人件費ゼロ?」
「どうしたのですか?」
「この箱……封印指定な」
「な、なぜなのです!?」
「労働者が軒並みっ!失業してっ!社会がぶっ壊れるだろ!?
国民全員がニートの国を、どうやって上手く建設しろと言うのだ!?
現状でも、結構、精一杯な気がするぞ!?」
「ひ、ひどいのです!
せっかく、一生懸命考えて作ったのに!
封印なんて可哀想なのですー!」
「わ、わかった!
軍事関連にだけ使おう!
市場が狭くて無駄に高くなる兵器を、これで量産しよう!いいな?」
「え?民生品を作っちゃ駄目なのですか?
これを使えば、国際市場を独占できて、ウハウハなのですよ?」
「俺の話を全く聞いていない!?
そんな事したらっ!世界が滅亡するからっ!
理解してくれ師匠!」
「発明品は子供のようなものなのです~。
せっかく、この世に産まれてくれたのだから、最大限、性能を発揮して欲しいのですよ~」
豊満なエルフ娘が抱きついてきた。女の子らしい良い匂いがして、ワルキュラの心が満たされるが――
(駄目だっ……!
この姉属性持ちのエルフっ……!
放置したら、帝国が滅びかねないっ……!
これだから馬鹿な天才は困るっ……!)
発明で一気に国が崩壊しそうだから、ワルキュラは戦慄した。
でも、地方軍閥やっていた頃から、親切に付き合ってくれるアトリを嫌いになれるはずがない。
未だに二人の間に、子供が出来てない事を考えたら、この仲の良さを維持できるのは、奇跡と言っても過言ではなかった。
「そういえば、子供と言えば、まだリアル子供を授かってないのです。
今日は私と寝るべきなのですよ~」
誘惑してくるエルフ娘を、そのままベッドにお持ち帰りした。
ワルキュラは骨である。だが、人一倍、愛に敏感で飢えていた。
彼は人知れず、ベットの上で変身魔法使って、ハッスルして、家庭のお父さん達が無職になる事を防ぎ、世界を救ったのだ。
狐娘「やったー!
私の出番がないっー!モッフフー!
……と思ったら、夜は仕事がないから、何の意味もなかった!もっふぅ!」
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(´・ω・`)ゆっくり修正完了
返信削除(´・ω・`)ネット通販は異世界最強なんだよ、の方は、明後日から連続投稿するだ
古代はギリシャ都市国家群もローマ帝国も労働は奴隷の仕事で有り国民は政治や軍事を主にし次に哲学など知識職についていた。
返信削除それに中世は疫病による人材不足で近代に入って産業革命による分業化に国民総皆兵にともなう国民国家の出現により労働者の権利拡大されて来たが、完全自動の無人工場の出現は舵取り次第で再び国民から政治を取り上げたり逆に集中させる展望などユートピアやディストピアの実現と正に為政者(作者)の表現性や人類感などの腕の見せ所だ!
要約、パルメに期待できないよねw
(´・ω・`)か、過去に一発ネタでやったから、ワンチャンス……(続きものだと、その手の話はやり辛い。
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