無能軍人と腐敗軍人を組み合わせると、こうなるだって!? by紀元前の武帝

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公開日: Monday, October 17, 2016 中国の歴史 技術開発の歴史 歴史 紀元前 統治・内政物のテンプレ







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無能軍人と腐敗軍人を組み合わせると、こうなるだって!? by紀元前の武帝
2016
10/11



(ノ゚ω゚)(ノ゚ω゚)先生っー!
何ですか!?この酷い組み合わせは!?
死亡フラグの塊ですよ!?



(´・ω・`) 実際の戦争で、この二つを組み合わせると酷い事になるんじゃよ。
まぁ、李広利よりも無能な軍人は、幾らでも居るけど、今回はこの武将でええじゃろ。



(ノ゚ω゚)(ノ゚ω゚)ところで、李広利って誰?



(´・ω・`)中国の歴代王朝の一つ『前漢の武将』じゃよ。
無能で、何度も軍を壊滅させても、ほとんど罰されないというオチまで付いている酷い武将なんじゃ。
姉が武帝のハーレムヒロインじゃったから、もう、甘やかされてやばいんじゃよ。

(ノ゚ω゚)(ノ゚ω゚)うわぁ……兵士が可哀想。

李広利(´・ω・`)それじゃ気分を入れ替えて、無能軍人ゴッコをスタートするぞい!

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※前漢(紀元前206年 - 8年の間に存在した中国の歴代王朝の一つ)
【軍人・李広利 + 腐敗軍人 + 派手な大事業をやりたい皇帝・武帝】


李広利(´・ω・`)オッス!
おらっ!定職に就かずにブラブラ生きてきたけど、大国・前漢の将軍になれたぞ!
武帝から、精鋭部隊を貰って、弱兵ばっかりと戦って最強だぁ!

腐敗軍人(ノ゚ω゚)(ノ゚ω゚)どんなに精鋭でも、上が無能でコネだけで出世したというオチだから、部下も腐るのだ。

武帝「西の大宛国(中央アジアのフェルガナ地方)に、素晴らしい馬がいるから、数万の兵を連れて侵略しに行ってこい」

李広利(´・ω・`)大軍を貰えて、オラ、ワクワクしたぞ!
今日も弱いモノ虐めして、栄光の歴史を築けて幸せだ!

腐敗軍人(ノ゚ω゚)(ノ゚ω゚)よぉーし!弱小国家を侵略だぁー!

李広利(´・ω・`)ヒャッハー!


李広利(´・ω・`)アッヒャー!?
西にある友好国が、全然、食料を出してくれねぇぞ!
兵士がたくさん死亡して、勝てねぇー!
どうしてこうなったー!

腐敗軍人(ノ゚ω゚)(ノ゚ω゚)腐敗外交官が活躍したせいで、西にある友好・中立国家群が準敵対国家になっている……どうしてこうなった……
外交官の選別くらい、ちゃんとしろよ……。

李広利(´・ω・`)大丈夫だ!
武帝はオラに甘いからな!
すぐに6万の大軍をプレゼントしてくれたぞ!
これで、オラでも勝てるな!

武帝「無能でも、これだけあれば勝てるだろ?」
①指揮下に精鋭6万
②牛10万頭
③馬3万頭
④ロバ・ラクダ1万頭余
⑤軍隊を食わせて行くための膨大な兵糧
⑥友軍18万

合計24万の大軍勢


●指揮下の兵力が1万に減って無事、前漢に帰還

腐敗軍人(ノ゚ω゚)(ノ゚ω゚)戦に勝利して、大宛の汗血馬を3000頭GETだぜ!

李広利(´・ω・`)兵力が1万に減って壊滅状態だけど、勝ちは勝ちだぞ!
オラ、ようやく首都の長安に帰還できて最高だっ!
武帝はオラを甘やかしてくれるから、どれだけ損害を出しても死罪にされねぇぞ!

腐敗軍人(ノ゚ω゚)(ノ゚ω゚)食料と家畜の横流し美味しかったです。
途中の道で、銀に換金しました。

李広利(´・ω・`)お前らのせいで、兵士のほとんどが脱走か、餓死しちゃった……

腐敗軍人(ノ゚ω゚)(ノ゚ω゚)上が無能将軍だと、そりゃ部下も腐りますよ。
それに、大宛の汗血馬って……持久力がないから、漢軍に組み入れても意味ないですよね?
短距離走が得意なだけじゃないですかー。
長距離走が得意な馬じゃないと、運用できませんよ?

李広利(´・ω・`)戦争して得たものが、役に立たない馬!?あっひゃー!

後の戦は一気に書くお。

●遊牧国家 匈奴と戦争。 李広利軍20万 VS 匈奴軍10万
李広利が敗北。徹底的に追撃を受けて兵士はほとんど戦死だったそうな。
遊牧民族って、騎兵の機動力があるから殲滅戦が得意)

李広利(´・ω・`)あっひゃー!?
砂漠の向こう側に逃げた奴らが、パワーアップして帰って来た!?あっひゃー!
大軍を与えられたのに、敗北したぞ!
でも、大丈夫だ!
武帝はオラに甘いから!
敗戦の責任を李陵って奴に押し付けて、一族郎党皆殺しにすれば、まだまだオラにチャンスがあるぞ!

●李広利、再び遊牧国家 匈奴と戦争

李広利(´・ω・`)おら、降伏して、今日から匈奴軍になるぞ!


李広利(´・ω・`)☚匈奴内の内ゲバで処刑される。

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(´・ω・`) 無能軍人と腐敗軍人の両方がいると酷いじゃろ?


(ノ゚ω゚)(ノ゚ω゚)コネだけで出世した結果がこれだよ……

(´・ω・`)ちなみに、一番悪いのは失敗しても許しまくった武帝なんじゃよ。
負け続ける奴に大軍を与えまくってはダメなんじゃ。

ノ゚ω゚)(ノ゚ω゚)戦記物で使えそうなネタですよね。

(´・ω・`)武帝を主役にした歴史物なら許されるじゃろうけど、何度も失敗する無能者を、ずーと放置すると読者の不満が溜まるから、一巻の間に酷い目に合わせんと、駄目じゃと思うんじゃ。
ストレス展開を、読者は嫌う傾向にあるしのう。



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17 comments :

  1. (´・ω・`)人は環境に適応する生き物。
    つまり、周りが腐敗したら、そいつも染まる

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  2. 武帝の場合、以前に寵姫の弟を登用したらたまたま不敗の名将で、
    更にそれに味を占めて寵姫の甥を登用したら、
    これがまた無敵の名将、早死にしたけど。
    と言う成功体験があるから、夢よもう一度だったんでしょう。
    不老不死に憧れて怪しげな法士にたよったりするくらいだし、
    晩年はぼけてたのかもね?
    少年時から皇帝やってれば、精神的疲労もすごいんだろうし。
    前半は不敗将軍と有能軍人だったのになあ。

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    1. ちなみに李陵の不幸は、爺さん叔父さんが
      その名将達の部下になったことで不幸な最期を遂げた
      ことも影響してると思われる。
      寵姫の親族とつくづく相性が悪い一族である。

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  3. 李広利って知らないから調べたら、司馬遷の玉にも話が絡んでる。 李広利自体は匈奴でも重用されてるし、窮地に陥った後、援軍の力を得たからだけど勝利してるし表面的には無能とは言いがたい。 わりとなろう小説の主人公タイプじゃない? 無職スタートで且つ、縁故の運に恵まれ登用され、無茶ぶりされながら失敗しつつ活躍し結果出しちゃう当たり。

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  4. (´・ω・`) まるで、失敗したラ〇ンハルト…

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    1. ラインハルトみたいな野心はなかったぽいけどね。

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    2. 中国史で寵姫の親族が乗っ取った例は有ったかな?
      隋は外戚だったからこれが近いか?
      六朝も外戚だったりするけど、
      あれは外戚が乗っ取ったって言うより、
      乗っ取りの過程で外戚になったって感じ。

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  5. 進軍途中の散地や軽地までに 故郷が近い兵士が逃げ出しちゃうんですよね 実際にそこまで戦死はしてない筈 
     ヒトラーもナポレオンもモスクワ前面まで到着した兵力って 全部隊の割合からすると 同じくらいなんですよね  逃亡したのはもちろん 兵站の維持や後方の占領で 前線部隊がどんどん減ってく

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    1. ていうか、大軍は門を出るまで。
      相当数がそのあとすぐ家に帰っちゃうのも実はお約束。

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    2. あと特に中国は、勝った方は自分たちの凄さを示すために敵の数を本来より多く記録して、負けた方は自分たちが負けたのは仕方なかったことにするために本来より敵の数を多く記録するので、結果として両軍ともに数が増えまくるという。

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    3. 桶狭間の戦いもそうですな 今川2万 織田3000とか
      石高考えるとそこまで差は無いような 

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    4. 尾張1国としては1万以上の動員力はあったらしいが、
      勢力圏の勢力は8千程度じゃないかとか。
      前線貼り付け部隊を差し引けば5千程度じゃないかとか。
      それで急襲なら実働部隊は3千くらいになるかもね。
      まああとそれに今川につくやつ、日和見も当然居ただろうし。
      今川側も1万以上はいたんだろうが、それ以上はどうかな?
      全軍まとまって行軍もできないだろうし。
      本体だけなら3千でも相手にできなくはないってところか。

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    5. 信長は尾張の大半を手中に収めていたとはいえ、その支配はまだ浅かったから石高から推測される兵力よりも兵数少なくても不思議じゃないね
      3000~5000て数もそこらへん織り込んで算出してるみたいだし

      今川側は全軍が一箇所にとどまっていたんじゃなくて、大高に入った部隊(家康がココ)もいれば鳴海城周辺を攻略してる部隊もいるから
      義元本陣が5000程度ってのも不思議じゃない
      最近は上洛目的じゃなくて尾張攻略のつもりだった説が有力だから、総兵力も15,000~20,000程度に抑えられてきてるしね。

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    6. 出ている数字を敢えて合理的に解釈してみようとすると、
      4万ははったり、実際の動員数が2万5千。
      後詰めを除いて実際に信仰した兵力が1万5千から2万。
      それでも織田側の倍程度以上にはなるはずで、
      2,3度戦って劣性が明らかになれば降伏するだろう。
      ってその程度のもくろみだったかな?
      まさか徹底抗戦してくるとは思ってなかったとかね。

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    7. だいたい考えてみれば、本国駿河や
      まだ安定してなさそうな三河を空っぽにできるわけもなく、
      尾張を手に入れたら本国駿河が北条のものでした、
      気がつくと松平は三河に帰って割拠してました、
      遠江も大変なことに、じゃあ意味無いから、
      結構な数の留守部隊がいたはずだよね。
      本土決戦でもなければ根こそぎ動員なんか
      そう簡単にできるもんじゃないし。

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    8.  織田の方が補給戦が短いから 実戦部隊が多そうですよね 腰兵糧で済んだはずですから 今川は駿河からやって来てるから どうしても兵站に負担がかかる 清州の人口なんて8000人だ 挑発してもすぐ足りなくなる だから尾張の国中からコメ集めようと兵力分散で 信長に各個撃破されたんかね
       

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    9. 信長は美濃の斎藤を同時に敵に回してる上、尾張を取ったばっかりで支配を固めきれてない。つまり手持ちの兵力が少ない上、分散を余儀なくされる状況。
      対して今川は3国同盟によって最小限の備えで良い上、長年の支配で軍隊の動員を組織化してるから、豊富な兵力を持ってる。
      信玄が信用できないって意見もあるけどあいつ弱い相手ともかく、自分より強い相手には優柔不断だよ。

      つまり信長は戦略的に負けてた。
      それをひっくり返すんだから信長の戦術的な軍事能力は過小評価されてる。

      同数を率いて正面から戦っても信長は武田信玄や上杉謙信より上だと思う。

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